みかの原団地内という静かな住宅街にある、マクロビオティックとフェアトレードの専門店「山水舎」。オーナーの三村京子さんは、「伝統的な手法で作られていた味噌や醤油にも、今は添加物が入っているものが多くなりました。しかし、いいものは本当においしい。だからこそ、安心して食べられるものを提供できるよう、納得できるものだけを仕入れています」と話します。
マクロビオティックとは、100年ほど前に日本から発信、世界に広がり認められた食養法のこと。砂糖や動物性食品不使用で、無農薬や有機栽培、無添加など安全な自然食品にこだわったものを用います。店内には、有機玄米、発芽玄米、雑穀、味噌、醤油、塩、有機野菜、天然酵母のパン、有機コーヒー、発芽玄米まんじゅう、梅干し、水あめ、オーサワジャパンの加工食品などが並びます。ほかに、自然派化粧品や生活雑貨も扱っています。
食品コーナーの奥を進んでいくと、フェアトレードの商品が並ぶスペースに続きます。オーガニックコットン素材のベビー用品、アクセサリー、衣料、小物など多彩な品ぞろえです。安くて良質なものを生産する発展途上国の労働者の貧しい生活に配慮し、相応の賃金を与えることを目的とした「フェアトレード(FT)」の品々。生地に有機栽培のコットンを使い、随所に刺繍が施されるなど、手作り感が魅力です。ひとつひとつ丁寧に縫製され、草木染めの優しい色合いも人気です。「収益は女性の自立とその子どもたちの教育に役立てられています。作り手の暮らしを想像しながら、長く愛用できる品を選んでほしい。プレゼントにもおすすめです」と三村さん。衣類のほか、オーガニックチョコレートも人気です。
「2005年にオープン以来、共感してくださるお客様に支えられています。新しい商品も続々入荷しています。興味のある方、気軽に足を運んでみてください」と。(K.K)
茨城県日立市みかの原町1−1−2
TEL/0294−53−6863
営業時間/10:00〜19:00
定休日/日曜日
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