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◎長野

別所温泉
[長野県上田市別所温泉]

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別所温泉は平安時代に清少納言の「枕草子」にも記されている、信州最古の歴史ある温泉です。古来から庶民の療養と安息の場として栄えました。温泉の効能が神仏のパワーと考えられてきたこともあり、北向観音をはじめ、長楽・安楽・常楽の三つ寺が建てられ、別所は仏教や学問の中心地として栄えました。近年、別所温泉が「信州の鎌倉」と呼ばれているのは、安楽寺の八角三重塔(国宝)や、長福寺の信州最古の仏像である夢殿観音(重文)、常楽寺の多宝塔(重文)、など、多くの文化財がこの地域に集中するからなのです。
 のどかな山里は素朴で落ち着きがあり、ゆたりと滞在するには最適です。大師湯、大湯、石湯の3つの外湯があり入浴料150円で気軽に入ることもできます。歴史ある温泉宿もいくつかあり、大正モダニズムの宿として有名な「花屋」も魅力的ですし、露店風呂付客室が嬉しい日本の館「かしわや本店」もおすすめです。

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「ゆたり旅」居心地のよい場所

■北向観音堂〈長楽寺〉(長野県上田市別所温泉)


 12軒程の土産店や飲食店が並ぶ参道の正面に北向観音堂へつづく急な階段が見えてきます。長野の善光寺が南向きで、北向観音堂は北向きに建っていることから、善光寺と北向観音は一体だといわれるようになりました。ひとつ欠ければ「片詣り」となり、両方をお参りするとご利益が増すと伝えられています。観音堂の傍にはこの地域ではめずらしい桂の大木があり、霊木でもあるこの木の下に長楽寺が建っていたともいわれています。また、鎌倉から室町時代にかけてつくられた多数の石塔群が発見されことから、古くから別所温泉が一大霊場だったと考えられているのです。


■安楽寺/八角三重塔(長野県上田市別所温泉)


 安楽寺は天長年間(824〜834年)に開かれたと伝えられる古い寺です。長野県には国宝に指定されている建物は5つありますが、第一に指定されたのが安楽寺の八角三重塔なのです。ふつうの塔の屋根は四角形が一般的ですが、八角形の塔は全国にこの塔一つだけしかありません。また、この塔は一番下に裳階(ひさし)がついており、一見、四重塔に見間違う方も多いと思います。塔を中心に円を描くよう木立に囲まれたこの空間は、心が静まる別世界をつくりだしています。


■常楽寺(長野県上田市別所温泉)


 常楽寺は、安楽・長楽と並び「別所三楽寺」の一つで、平安時代の始め天長年間(624〜834)に開かれたといわれています。北向観音をお守りする寺で、本堂は見事な茅葺屋根が目を引きます。その裏手に全国てもめずらしい重要文化財の貴重な石造多宝塔が立っています。また、併設されている美術館には、寺に古くから伝わる仏像、古瓦、絵画、彫刻や、かつて北向観音堂に奉納されていた日本でも有名な絵馬などが展示されています。晴れた春の日には、常楽寺前の甘味どころ「梅楽苑」からの眺望がとても気持ち良く、抹茶と梅菓子などをいただくことができます。

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