ゆたり倶楽部

[カフェ・レストラン] 記事数：210

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◎カフェ・レストラン

cafe ochanoma
[栃木県宇都宮市]

皆が集う街中の「お茶の間」
あたたかな心と心が溶け合う新しいコミュニティー・カフェ　

※この記事は2011年4月に作成したものです。『cafe ochanoma』は閉店しました。

　お茶の間―それは家族が心から寛ぎ、団らんを楽しむ世界で一番あたたかな場所。このお店に訪れた人達が、そんなあたたかな気持ちになれるようにと宇都宮市・釜川沿いにオープンしたのが「cafe ochanoma」です。

　階段を上っていくと「いらっしゃいませ」と優しくスタッフの方が声をかけ、奥行きのある店内へと案内してくれました。アンティークの家具と、可愛い雑貨たち。心地いい音楽が流れ、焼きたてのお菓子のいい匂いがしてきます。

　「みんなにやさしい　ごはんとおやつ」をコンセプトに、季節の地元野菜たっぷりのお料理や自然な甘さのスイーツ、「おやつブレンド」と名付けられた特製コーヒーにオーガニックのお茶など、子供から大人まで身体にうれしい手作りの優しい味わいをもつ品々。「お子さんがしっかり噛んで、野菜の美味しさを感じてほしいです」と、素材それぞれの食感を大切にした1日20食限定の日替わりランチプレートを囲み、お昼時には、仲良く食事を楽しむ親子連れの姿も多くみられるそうです。

　実はこのお店は、栃木県がひとり親家庭の在宅就業支援事業の一環として誕生したもの。その事業に参加するひとり親のみなさんが、仕事や子育ての悩みや胸の内を互いに話し合えるよう、コミュニティーの場として活用されています。もちろん一般の方も利用も大歓迎。毎日、たくさんの方がこの場所でほっこりとした時間を過ごしています。
　一人で問題を抱え込み、孤独を感じてしまいがちなひとり親家庭のため。心寂しく、やさしさに包まれたいと思う人のため。店内を流れる温もりのある空気は、このカフェに携わったスタッフさんたちのそんな想いから生み出されているのです。街中にある、みんなのこのお茶の間で、あなたの心も身体もあたたかい気持ちでいっぱいに満たされますように―（m.m.）。