ガラス張りの入り口から中をのぞいて、胸がひと躍り。明るい店内へ足を踏み入れると、美しく配されたモダンな家具と雑貨に、わくわくが止まらなくなる。ひたちなか市郊外にある「Shinc lab.」は、北欧と日本国内の家具・雑貨を扱うインテリアショップです。店名には、SHI・A・WA・SEとSyncする。という想いが込められています。
奥さまとお店を営むオーナーの田中友幸さんは、茨城県内のハウスメーカーに約10年務め、住宅のノウハウを学んで起業。前職の経験を活かし、家具選定のアドバイスだけでなく、家づくり全般の資金計画や外構工事、リフォームなども行っています。
元は倉庫だったという店舗もデザインや施工管理を自ら手がけ、北欧のカフェを思わせる空間にリノベーション。店内の展示は、インテリアのタイプ別に4つのテーマがあり、それぞれの雰囲気を楽しみながら、自分の住まいに合ったコーディネートを探すことができます。
「これまで、住宅の理想の空間づくりが家具で台無しになるケースを多く見てきました。家とインテリア、二つをつなぐ視点が大切なんです。そこで、『家づくり』の先にある、家具や小物なども含めた『住まいづくり』を伝えたいと思いました」
『家づくり』+『インテリア』=居心地の良い『住まいづくり』を考えたとき、国民幸福度の高い北欧の住環境に興味を持ったという田中さん。開店にあたっては、北欧の生活を実際に知るため、1ヶ月ほどホームステイに行きました。そこにあったのは、自然と共存する豊かな時間と、自分らしい暮らしを大切にする姿でした。心の豊かさが暮らしぶりに現れていることを肌で感じ、このライフスタイルを伝えていこうと、お店の軸となる想いを再確認したそう。
さて、どんな商品を扱おうか…と考えたとき、選定基準にしたのは「お客様に幸せな時間をご提供できるか」。デザイン・性能・保証・アフターメンテナンス・コストパフォーマンスを考慮した結果、家具は、「FRITZ HANSEN」や「カリモク家具」など13ブランド+αを厳選。雑貨は「HAY」「lemnos」など、約550種・1300商品を取り揃えました。雑貨の価格は500円〜と、手に取りやすい商品も多く、家事が楽しくなるキッチン用品や食器類、スタイリッシュな文房具など、生活に潤いを与えてくれるアイテムぞろい。オーナー自らが北欧で買い付けたビンテージ食器も充実しています。
「『幸せってなんだろう』を突き詰めると、住環境に答えがあるんじゃないかなって思うんです。どうしたら幸せを感じられるのか、お客さまと一緒に考えながら住まいづくりのお手伝いをしていけたら」と田中さん。暮らしを内側から豊かにしてくれる、ずっと使い続けたい家具や雑貨。シンクラボには、“こんな空間で生活したい!”と思わずにはいられない、住まいづくりのヒントがそこかしこにあります。(柴田 亮子)
住所/茨城県ひたちなか市足崎1474-4
TEL/029-212-8088
営業日/(平日)11:00〜18:00 (土日祝日)10:00〜19:00
定休日/木曜日
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