ゆたり倶楽部

[雑貨] 記事数：67

◎雑貨

toiro
[茨城県常陸大宮市]

暮らしに寄り添う“シンプル雑貨"
気軽に学べる手芸教室も人気

　毎日の暮らしに、ちょっとした喜びを持てるような手作りの雑貨を扱う「toiro（トイロ）」は、布小物作家の岩上暁子さんが2014年5月に開いたお店です。テーマは「暮らしに寄り添うシンプルな雑貨」。「どんな暮らしや服にも馴染むもの、工夫次第で楽しみ方が広がるようなもの。そんなシンプルな形や色、天然素材にこだわったものをそろえています」と岩上さん。

　元々手芸が好きだったという岩上さん。子どもが誕生してから、愛娘の服を作るようになり、ますます手作りすることの楽しさを知るようになったといいます。また、一日いても飽きないほど面白いという古道具屋さん巡りも楽しみのひとつだとか。そうした岩上さんのお気に入りが集まった念願の店を、子育てが一段落したことを機にオープンすることに。
　白い壁、アイアンと木材を組みわせたテーブル、リメイクした家具、古道具などがセンスよくインテリアされた空間に、エプロン、手提げ、ポットマット、コースター、古道具を利用したタオルハンガーなど、岩上さんの自由な発想から生まれた作品を中心とする雑貨や小物が並びます。
　店舗の一角で、初心者でも気軽に楽しめる手芸体験教室を開いています。ミシン、針、糸、布のほか、テーブルマットやコースターを作れるキットを用意し、1つ900円で制作体験ができます。1時間500円で学べるフリーコースも。「作りたいものがあれば気軽にご相談ください」と。手芸教室は事前の予約が必要です。

　「皆さんが集うコミュニケーションの場になれば」と、布小物のほかに、編み物、フラワー教室、読み聞かせなどのワークショップも開催。ハンドドリップで淹れるコーヒー（200円）を飲みながら、会話が弾みそう。店名は「十人十色」から。「個性や好みは人それぞれ。だから、そこから生まれるモノもいろいろ。皆さんの暮らしを彩るような、何かをみつけていただけたらうれしいです」。（海藤和恵）