1995年、東京下北沢にオープンしたJAMCOVER。昨年、下北沢店をEast Tokyo店に移転し、2店舗目となるTakasaki店も今年(2012年)2月にリニューアルをしました。萌黄色の木々がそよぐ5月の下旬、まずはお話を伺うためにオーナーの小沢さんと、アトリエ兼事務所があるお店の2階へ向かいます。
東欧、ドイツ、フランス、ロシア、北欧など様々なテイストがミックスされているJAMCOVER。そのアトリエも、異国を思わせるような居心地の良い空間でした。インテリア、洋服、暮らしのものなど様々なジャンルが揃う本棚。マトリョーシカや雑貨があふれ、キジトラの猫が3匹住んでいます。お店を始めた当初、「その当時はまだ無かった『ハンドメイドアーティストの雑貨ショップ』というジャンルを新しく作りたかった」、小沢さん。やがて自身でも作品を作るようになり、今では雑貨、子ども服、ステーショナリーからテキスタイルのデザインまで多くのものが生み出されています。ここで、子ども服の生地デザインの元となるデザイン画を見せていただくことに。外国の包装紙や古いタグや様々な素材の紙を切り貼りした、絵本の1ページのような作品でした。
時は経ち、作家モノの雑貨ショップが珍しいものでなくなった今。作り手は違うけれどJAMCOVERに並ぶ作品達には皆、凛とした空気があります。人形や子ども服も「かわいいでしょ?」と、まるで胸を張っているかのよう。「すごく先の話で、夢があるんです。自然がいっぱいの場所でJAMCOVER村をしてみたい。パン屋さんやcaféを集めてね・・・」と素敵な夢が伺えました。お店へ向かうとすでに入れ替わりお客さまが来店しています。窓辺は、柔らかな日差しに包まれていました。(e.suwa)
住所/群馬県高崎市八幡町1362 1F
TEL/027-384-8498
営業時間/10:00~19:00
定休日/無休
>ホームページhttp://www.jamcover.com/
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