キャッチフレーズは「8坪の小さなおもちゃ箱」。オーナーの岡島さんは続けてこう言います。「これまでの雑貨は買いにくいもの、分かりにくいものが多かったので、お店の中を安く買えるもので埋め尽くしたい」と。元々は日用雑貨や駄菓子屋さんをしていたというスペースを改装してできた店舗。その名残からか、今でも駄菓子やガチャガチャが置いてあり、幼稚園や小学校が近いため、お母さんが雑貨を子供たちが駄菓子を求めている光景も見られるそうです。
渋川市は群馬県のほぼ中央、また日本列島においても中央に当たる人口10万人に満たない街です。Q-BLICKはこの街で生まれました。小さな店だから、自分の感覚次第でいかようにも柔軟に対応していけるのが魅力の一つだとか。採用している作家さんは、一クセも二クセもある個性の強い人を中心に岡島さん自らがオファーをかけた人のみ。何かにこだわるのではなく、自分の目と感性を信じて商品を発掘しています。現在はフェルト製のアニマル型のキーホルダーや金太郎飴方式で作られたオリジナルのボタンなどが人気。ここでしか手に入れることのできない商品が多いため、買う前に実際の目で商品を見てみたいと、県外からのお客さんも増えています。
岡島さんのもう一つの夢は雑貨屋さんの可能性を広げること。そこで、ブログやオンラインショッピングなどITを使った情報提供の他にも、こだわりの商品を集めたカタログギフトを始めました。日本中の優れた雑貨、遊び心溢れる掘出物を日本のへそと呼ばれる渋川に集め、それを全国に販売する。小さな街の小さな雑貨屋でも、ここまでできるということを知って欲しいのだそうです。(R.M.)
群馬県渋川市渋川792
TEL/0279-25-3088
営業時間/13:00〜18:00
定休日/月〜土曜日
「ゆたり」は時の広告社の登録商標です。
(登録第5290824号)