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◎和食

蔵 蕎麦 な嘉屋
[茨城県那珂市]

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老舗の酒蔵が開く蕎麦屋。
美酒を酌みながら蕎麦を手繰る“粋”な愉しみがある。

 1823年(文政6年)創業の木内酒造が2008年11月、大正時代の米蔵を改装し、蕎麦屋を開店しました。歴史が刻み込まれた建物は、どっしりとした太い梁が印象的で凛とした表情をみせています。照明に和紙の灯り、テーブルには使い込まれた酒槽(さかふね)の一枚板を使うなど、風格のある趣を演出。軽快なジャズが流れ、大人の愉しみを予感させてくれます。


 常陸秋そばを中心に使う蕎麦は、「風味をいかせるよう、ギリギリの量のつなぎで打っている」という外一。蕎麦の香りとうま味を残しながらも、細打ちでのど越しもいい。また、酒蔵ならではの一品として、水の代わりに純米酒のみで打つ「十割の酒蕎麦」を限定で用意しています。口に含めば、ほのかな酒の香りがじんわりと広がる自慢の蕎麦です。上質な材料で仕上げたつゆはやや辛口で、蕎麦の味を引き立たせています。

 もうひとつのこだわりは、自家栽培の野菜です。酒蔵のすぐ隣の畑で無農薬栽培を行い、そこで採れた新鮮な野菜を使い、天ぷらや前菜などの料理を作ります。地産地消で、人と地球に優しい店づくりに取り組んでいるのです。
 品書きには、10種類の野菜の天ぷらがボリューム満点の「十種野菜のかき揚げ」(1180円)、奥久慈しゃものガラだしのつゆが格別な「奥久慈しゃもと白葱つけ」(1580円)、「もり 酒蕎麦」(1180円)、「辛味大根のおろし」(880円)などが並びます。前菜、蕎麦がき、常陸牛のタタキ、天ぷら、デザートなどが付いた「な嘉屋の蕎麦コース」(2680円)、「かき揚げ蕎麦のミニコース」(1980円)もおすすめです。酒は「純米酒」(一合480円)「山廃原酒」「蔵響大吟醸」など、「木内酒造」の銘酒が揃います。
 酒の別名は蕎麦前。蕎麦屋で飲む酒のことを表します。蕎麦と酒はいつの時代もベストパートナー。ゆるゆると酒を飲みながら、蕎麦を手繰る—。そんなまったりとした時間が過ごせる居心地のいい蕎麦屋です。(K.K.)

茨城県那珂市鴻巣1257
TEL/029-298-0105
営業時間/月〜木 11:30−14:30(夜は要予約)、
     金・土・日・祝 11:30−14:30 17:30−20:00(19:30L.O.)
定休日/不定休

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