「昔は、農家でも納豆を作っていたんだよ。」と、四代目店主の杉本浩一さん。創業したてのころは、自転車で納豆を売り歩く人もいらっしゃったとか。
看板商品の『たわら納豆』は、お父様のアイデアから生まれた商品です。
昔の納豆は全て藁に包んで売られていました。でも、だんだんと米作りに機械を取り入れるようになってからは、機械で藁を短くカットしてしまうため、保管場所を取って手間のかかる、長い状態の藁を仕入れることが困難になってしまったそうです。
そこで考えられたのが、短い藁を使用したオリジナルパッケージ。時代が変わっても、昔ながらの製法を守る素朴な味わいを大切に、今に伝え続けています。
店主の夢は「納豆を全て藁で作ること」。もちろん、縛る紐まで全て藁という徹底したこだわりぶりです。この技術が出来る人は、あと数名ほどしかいません。
計量以外はパッケージまで全て手づくりのため、東日本大震災のときでも、普段と変わらずに商品を店頭に並べることができたそうです。
杉本さんの納豆は、古河市の学校給食にも使われています。子どもたちが口にするため非常に気を使われるそうですが「納豆を食べられなかった子どもが、食べられるようになった。」と、親御さんがわざわざ調べて買いに来てくださったときには大変驚き、とても嬉しかったそうです。
店主一番のお勧めは、特別な大豆を藁で包んだ「輝(かがやき)」。「自分で食べたくて作った納豆」というだけあって「本当にうまい!」と、満面の笑顔。こちらはイベント時だけの特別な商品なので、お店のブログを要チェックです。(Yoko Iwata)
住所/茨城県古河市横山町1-8-3
電話/0280-22-6382
FAX/0280-22-1301
営業時間/7:00~18:00
定休日/日曜日午後
地方発送賜ります。
「ゆたり」は時の広告社の登録商標です。
(登録第5290824号)