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◎アンティーク

古物商 gururi
[栃木県大田原市]

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古物に込められた知恵と思いは、人と人を結んでいく―
時を越え、ぐるりと巡る心のつながり

 大田原市、山の手。通りから少し奥に入る、静かな路地裏に佇む一軒の古びたアパート「maison de couture」。ハンドメイド雑貨、ビーズアクセサリーなど一室一室がお店というこのユニークなアパートの101号室にあるのが、「古物商 gururi」です。

 「傷もサビもなるべく手を加えず、ありのままの古物の姿を大切にしたいと思っています。そこには、時が生みだしたそのままの味わいが存在するから」そう店主の菊地さんは語ります。アンティークというよりブロカント、骨董というより古道具。そんなラフな感覚で気軽に楽しめる古物でいっぱいの店内。さりげなく現代の雑貨をほんの少し取り入れた遊び心あるディスプレイが、古物の新しい魅力を引き出しています。

 「祖父も父も古道具を扱っていたんです。僕も中学生の頃から、骨董市に嫌々連れていかれました(笑)」こんな古いものの一体何が楽しいんだろうと疑問だったという菊地さん。しかし、父親に勧められて何気なく始めた買い付けがきっかけで、古物への思いが一変したそうです。「自分が選んだものを手にとってくれたり、自分が好きなものをいいねって言ってくれる人と触れ合っていくうちに、価値観の共有っていうか、気持ちのつながりがすごく嬉しいなって思えたんです」
 人と人との心のつながりを実感させてくれる古物。そして、古物を手放す際に持ち主から語り継がれる知恵や思い―。菊地さんはそういったことが、この仕事の一番の財産でもあると言います。店名に付けられた「古物商」。「こぶつしょう」ではなく「ふるものあきない」と読ませているのも「古物は飽きない」という、菊地さんの思いがあるからなのでしょう。ぐるりぐるりと時を越えて巡り巡るもの、それはまさしく古物を通じて心をかよわせる人の思いなのかもしれません。(m.m.)

住所/栃木県大田原市山の手1-5-20 maison de couture #101
TEL/080-3483-8131
営業時間/11:00〜18:00(12月1日から2月末まで冬季営業11:00〜17:00)
定休日/水曜日(臨時休業あり)

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