ゆたり倶楽部

[食品] 記事数：30

◎食品

Habit Coffee Bank（ハビットコーヒーバンク）
[茨城県水戸市]

クセになる気軽さ
ちょっと友達のところにでも寄るように

　古い木材やトタン板など、時間にやすりをかけられていい味出してる素材を組み合わせ、だいぶ前からそこに在ったと錯覚するような雰囲気を醸しだしているハビットコーヒーバンク。コンセプトはコーヒーの香りが似合いそうな異国の街角、たとえば南米コロンビアの田舎町にでもありそうな、通りすがりに気安く入れるお店をイメージして造られてます。あらゆるところにオリジナリティ溢れるインテリアが配置され、かなりカッコいい。

　「コーヒーはもったいながって飲むようなものではなくて、いつでも気軽に楽しんでもらいたい」という考えを持つ店長の岩間さん。豆もドリンクも、かなりおさえた価格設定で、日替わりのコーヒーはSサイズ1杯100円から。テイクアウトドリンクの種類は豊富です。豆は100g 498円から。常時30種類のストレートコーヒーと10種類近いブレンドをがあり、注文を受けてからその場で焙煎。豆選びはもちろん、焙煎も1秒単位で時間を設定できるので、甘い香りが好きとか、軽くて飲みやすいのがいいとか、購入の際にはぜひ好みの味を伝えていただきたいとのこと。
　場所がら妊婦さんや小さいお子さん連れの主婦の利用も多いので、カフェインレスコーヒーは5種類をご用意しています。駄菓子やインポート食品の品揃えもちょっといい感じ。ポットを持ち込めば、ホットコーヒーは2ℓ600円。アイスは1ℓ300円（ボトル代100円別途）でテイクアウトできるのもうれしいサービス。すっきりと香ばしいコーヒー屋さんのアイスコーヒーはおすすめです。

　「お客様への挨拶はおはようございますか、こんにちはか、こんばんは。いらっしゃいませは、あえて言わないようにしているんです。初めていらした方でも常連さんのように気楽に寛いでいただきたいので」と岩間さん。朝8時から夜7時まで、さまざまな客層がペーパーカップを片手に、牛皮を巻き付けたベンチや、軒下の肘掛け椅子や、テラスのスツールなどで思い思いに過ごす様子は、親しい友人宅で寛いでいるかのよう。ランプからオレンジ色の光がこぼれる夕暮れ時が、またいい表情を見せる豆やさんです。(y.yamabe)