ゆたり倶楽部

[農園] 記事数：2

◎農園

そよ風の丘　城里ブルーベリーガーデン
[茨城県城里町]

摘み取った実を、そのままお口へ。
自然の甘みが熟しています

　木からブルーベリーの実を摘みとりながら、口の中へ。濃い甘みが広がり、自然の味を感じます。この「そよ風の丘」では、ほとんど農薬を使っていないので、摘み取った実は洗わず、そのまま食べることができるのです。　2007年にオープンしてから３年目。今年の実も順調に育ちました。6月中旬〜9月上旬までの開園の間、50品種600本のブルーベリーの様々な味が楽しめます。園内での摘みとりは自由。一粒一粒、どの種類が自分好みの味わいなのか、ゆっくりと味わって探せるのも嬉しいひと時です。

　木から摘んだ実をそのまま食べられるのは、オーナーである小林勉さん・文子さんご夫妻の努力のおかげ。ほとんど農薬は使わず、手作業での虫や雑草の除去を毎日行っています。こうした取組みが認められ、化学肥料や化学農薬を低減した土づくりを行う「エコファーマー認定農家」にも選ばれました。また、受粉には近くの養蜂場から応援で来た西洋ミツバチ、ガーデン内の日本ミツバチが活躍。おかげで、それぞれの実にしっかりとした甘みがつきました。

　「安全なものを美味しく食べてもらいたかったんです。それに、この辺りには他に畑が無いので飛散しきた農薬がかかることもないんですよ。だから安心して味わってくださいね」。実の表面に付いている白い粉・ブルームは、鮮度と味を保ってくれているもの。洗わずに食べるのが一番美味しいのだとか。
　直に土に触れると、自然と心も癒されます。以前は会社員をしていた小林さんご夫妻。その頃は毎日の忙しさにストレスを感じた時もありました。だからこそ、木々に囲まれて静かに時間が流れる大切さを感じています。ブルーベリーの実がからだにも心にも栄養を与えてくれるようです。（tou２）