「つくば産の本物の韓国キムチと少し昔の伝統的なスタイルの韓国料理を食べに来てください」。そう話すのは、韓国語で定食屋を意味する「韓国食堂 白飯家」オーナーの青木さん。
韓国人パートナーの趙(ちょう)さんと出会い、キムチ作りをするようになったのがきっかけで、韓国料理を食べる機会が増えた青木さん。手作りが普通だった昔の日本の食生活に似た韓国の食文化に興味を持ち、日本でも紹介したいと2005年に筑波山を望むこの場所に店を構えました。
韓国の古い町にあるカフェのような素敵な雰囲気を再現した店内には、照明器具や家具、食器など、日本と韓国の古いものが随所に使われています。韓国料理の店ながら日本の街並みに馴染み、どこか懐かしく感じるのは「日本の古いものと韓国の古いものはとてもよく似ている」からなのだとか。
「料理は日本風にアレンジすることなく本場の味をそのまま再現しています」と青木さん。一番人気は、ランチや定食でもいただける、朝鮮人参とナツメが入った丸鷄スープ「サムゲタン」。たくさんの小鉢がついた韓国スタイルの定食に添えられる「趙家キムチ」は、趙さんが子供の頃から親しんできた、お祖母様の手作りのキムチを再現した本場の味が自慢です。また、今では韓国の田舎でしか食べることができなくなった、伝統的なおやつ『ホットック』がいただけるのも当店ならでは。
体に優しい本場韓国料理を気軽に味わえるとあって、遠方からも訪れる人が絶えない人気店です。(野中 典子)
住所/茨城県つくば市西平塚265−1
電話/029-860-2200
営業時間/11:00 〜15:00、18:00〜22:00(金土日のみ)
定休日/木曜日
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