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◎カフェ・レストラン

デリカテッセン ココ・スプーン
[栃木県足利市]

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洞窟のような趣ある空間と
贅沢な素材をカジュアルに堪能

 2012年12月に、足利市の大町から両毛線足利駅の駅前に移転した「デリカテッセン ココスプーン」。ショーケースの向こう側に見えるスタッフの動きは颯爽としていて、「こんなキッチンがあったら素敵だろうな」と、ショールームで憧れを抱くような気持ちに。欧米のダイナミックな空間演出を眺めているようでした。

 道路に面した入り口側には自然光が差し込み、そこから奥の方へ目をやると、大谷石の壁が持つクールさから黒を基調としたデザインへと変わっていき、ランプの灯りがほんのりと見えます。さながら暗い洞窟の先へと行くようで、「奥に何かある」と心に躍動感が湧いてくるのです。
 奥にあるのは原料にこだわった食材や、オーナーのセレクトした雑貨たち。それらがランプに照らされていて、まるで宝探しに誘ってくれているようです。
 
 木陰を楽しめるテラス席や、駐車場の隅にはブランコもあるので、天気が良ければ風に気持ちよく触れることも。小さなお子さんが遊べるおもちゃや、トイレにはオムツ替え用の台も用意されているので、お子さんをお連れのご家族でも楽しめそうです。

 定番の人気メニューはサンドディッシュのランチボックス。店内でも楽しめますが、お花見やパーティにも使えると、お持ち帰りとしても人気。オーダーを受けてから作るので、事前の予約をお勧めします。

 一度はお試し頂きたいのが、「足利マール牛」の『ローストビーフ』。足利市が地域おこしに企画し、ココスプーンの母体となるココファーム(ワイナリー)や、地域内の各メーカーなどが飼料作りなどで一丸となって生み出したブランド牛で、2013年から市場にお目見え。淡白で、あっさりとした美味しさなので、肉料理が苦手な方にも人気があるそうです。
 ローストビーフ専用に作られたというソースが添えられていて、美味しさを更に引き立てています。このソースはシェフの腕前を語るもので、「このローストビーフにはトリュフが合うから」と、トリュフ入りのオイルを使用。かなり贅沢な内容なのに、背伸びするような領域にせず、フランクともいえる金額設定。ランチセットのメニューにもあるので、リラックスして、カジュアルなままに楽しめます。他にも牛肉を使うメニューの大半に使われていて、寒い季節になれば、ビーフシチューとしても登場します。

 朝9時から始まるモーニングは女性の休息にも役立つようで、特に、日曜日は常連の方たちが多く集われるそうです。クラフトカフェやヨガ教室を兼ねたランチ会などにも活用されていて、コミュニティの場としても求められ、足利のシンボル的存在として発展していく未来を感じられました。(T.H)

住所/栃木県足利市伊勢南町11-4
TEL/0284-41-3399
定休日/月曜日※祝日の場合は営業、翌日休み
営業時間/9:00~19:00(モーニングは9:00~11:00、ランチは11:00~14:00)
駐車場/有

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>Tags:栃木県,

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