高崎街中、車が行きかう国道354線沿いに 隠れ家的喫茶店「珈焙屋たまち店」はあります。焙煎方法によって風味が異なるという珈琲は、淹れかたによっても味が変化するデリケートな飲み物と店主の山田さんは話します。自身の好きな珈琲を丁寧に入れ、お客様にゆったりして頂ければ嬉しいと、その想いで営業を続けているそうです。程良い灯りの店内は、なんともくつろげる空間。我が家に居るかのような安心感、居心地の良さを感じます。常連さんが集い情報交換、交流の場所となっているのも頷けます。
窓際に様々な風合いの陶器が飾られ、棚には18種の珈琲豆が並んでいます。珈琲には、産地や特徴が記されており初心者にも嬉しい心配りです。希望により好きな器を購入し飲めるマイカップ制もあります。きっと愛着あるカップで飲む珈琲は、格別な味わいでしょう。
山田さん製作による棚には、瓶詰めされた自家製ジャムが納められていました。お客様のリクエストに応じ作りだしたジャムは、今では豊富な品揃え。その日は、37種類ものバリエーションがありました。色を鮮やかに出す為には、煮詰める火加減や時間も重要。試行錯誤を重ね納得のいくジャムの完成。ラベルも山田さんがデザインをした完全オリジナルです。まるでコレクションを眺めているかのように心が和みます。更には、ボトル詰のアイスコーヒーや手作りクッキー・シロップなども販売されています。効能優れたシソジュースが並ぶ事もあります。
心掛けているのは、旬のものを使い素材本来の味を大切にするという事。お客様との絆を大切にしたいという山田さんの話は、気取らなく自然体。ほっこりとした優しさを感じた午後でした。(e.f.)
所在/群馬県高崎市田町138
TEL/027-327-0796
営業時間/9:30〜19:30
定休日/毎月2回、いずれかの日曜日
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(登録第5290824号)