ゆたり倶楽部

[スイーツ] 記事数：30

◎スイーツ

ドラヤキワダヤ
[栃木県小山市、茨城県古河市]

スタンダードな味からあっと驚く味まで
どら焼きの魅力を思う存分、体感しよう。

　栃木県小山市に2店舗、茨城県古河市に1店舗を構える「ドラヤキワダヤ」は、美味しさとユニークさ、店舗の個性的な雰囲気が話題のどら焼き屋さんです。

　オーナーの染谷典さんが最初のお店を古河でオープンしたのは2012年。「もともと祖父母がやっていた和菓子屋を2008年ごろに継いだのですが、何かに特化した和菓子店を作りたいと思い、ドラヤキワダヤを開店しました」。お店に入ってまず驚くのは、和菓子屋の常識からは考えられない、お店の雰囲気。テーマは「アメリカ郊外にある、アメリカ人が開いた和洋折衷な感じの和菓子屋さん」だそうで、どら焼きを置くだけでなく、イラストや植物、本や雑誌が飾られ、まるで雑貨屋やカフェのようです。
　一番人気の味は、小豆つぶ餡とバタークリームを入れたバタどら。和菓子屋の先代が考案した40年以上変わらない味です。子どもたちに人気なのはチョコレートクリーム。ユニークさで人気の味はモンブランやほろにがコーヒーなど。夏はチョコミント、秋は安納焼き芋など季節ならではの味もあります。どのどら焼きも、絶妙のやわらかさの手焼きの生地と、しっかり入った具材のバランスが最高です。防腐剤、保存剤を一切入れず材料も知っているものばかりなので安心です。

　染谷さんの願いは、いろんな人に来てもらうこと。その想いはしっかり伝わり、釣りの前におじさんが買いに来たり、小中高生が友達と買いに来たり、子連れのママさんが来たり、老若男女問わず、みんなに親しまれています。今後のことを聞いてみると「今はいろいろやってみたい時期」で、海外への出店や、他の分野の飲食店にも挑戦してみたいのだとか。これからの展開がますます楽しみなお店です。（曽我美穂）