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年代を経た品々だけが持つ、深い味わい。そんな1930〜70年代のモダンアンティークに魅せられた川又さんが営む、USED家具とジャンク雑貨のお店。
「和洋や年代にこだわらず、自分が気に入ったものだけを扱っている」と語る川又さん。「こんな家具が欲しい」という探し物や買い取りも行いますが、引き受けるのはやはり自分の好みと店の色に合うものだけ。蔵出しの新古品や復刻版のアイテムなど、店内には「中古」以外の商品も並ぶものの、メインはかつて実際に使われていた家具や雑貨。きれいに張りかえられた椅子、オフホワイトにペイントされたチェスト、足がつけられた箪笥など、丁寧に施されたリメイクで生まれ変わった家具は、これからも長く付き合っていきたいと感じさせるものばかりです。
商売としてではなく、元々は趣味でUSED家具の収集をしていたという川又さんだからこそ、店で扱う品物への愛情は殊更。店舗の裏にある大きな倉庫には、川又さんの集めた膨大な家具が手入れされて店頭に並ぶ日をひっそりと待っています。また、稲荷神社前の通りにも第2倉庫があり、こちらも見学が可能。これらの在庫はもちろん、持ち込み家具のリメイクにも対応してくれ、最近では古いミシン台を机にするリメイクの依頼があったそうです。
現在は家具と小物、アクセサリーや帽子などの雑貨を扱っていますが、近い将来2軒隣の薬屋跡地にアクセサリーや小物を専門で扱う店舗を構え、この場所は家具専門にする予定とのこと。20代には新鮮に映る「レトロ」なデザインや色合い、30代にはちょっと懐かしい記憶をよみがえらせる手触りやフォルム。40、50、60代と、訪れる人ごとに違った表情を見せてくれる、古きよき物たち。ここには、そんな魅力あるアイテムが溢れています。(海藤)
■茨城県笠間市笠間1184
Tel/0296-72-7599
営業時間/11:00〜17:00
定休日/月曜日(※仕入れのため臨時休業あり。遠方よりお越しの際は、電話にてご確認ください)
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