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◎ギャラリー・アート

かしゃま文化会館
[茨城県笠間市]

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地元作家の温もり漂うカフェギャラリー。
週末は季節の素材満載の駅弁も

この記事は、2010年7月に作成したものです。現在は、閉店されています。

 歴史と文化を背景に陶器の街として有名な笠間市。ゴールデンウィークに開かれる「陶炎祭(ひまつり)」の会場となる芸術の森公園に近いギャラリーロード沿いに、一両の古い貨車が目に入ります。

 それは、昭和50年代までJR水郡線で使われていた車掌車。ふとした縁で2005年5月、カフェギャラリー「かしゃま文化会館」という名で生まれ変わり、作家たちの夢と希望を乗せ、ゆっくりと走り続けています。
 厨房の増築や屋根の張り替えなど、多少の改装は施したものの、車両のイスやカウンターをはじめ、車窓や網棚、ストーブ、扇風機は当時の姿のままを残し、懐かしい空間を作り出しています。オーナー(駅長)は、地元久野陶園の14代目・伊藤慶子さん。消しゴムはんこを制作する井上あやさんは、ギャラリーの企画などを担当するスタッフ(車掌)として作家たちを支えます。店内では、いとうさんや井上さんの作品を展示するほか、随時企画展を開いています。2010年5月には、屋外に「つぎはぎ小屋ギャラリー」を建て、皮小物や木のスプーン、陶器、雑貨などを販売しています。



 カフェでは、こだわりの自家焙煎で評判の地元コーヒー専門店「夢豆」のコーヒーのほか、手づくりケーキなどが楽しめます。また、週末のみに提供する「駅弁」もおすすめです。契約農家から入るコシヒカリ米をふっくら炊き上げたご飯、季節の食材をふんだんに盛り込む料理の数々。食堂長Yukieさんが一品一品真心込めて作る素朴な味わいが魅力です。駅弁は、みそ汁付きで800円(週末のみ)。季節のケーキは、コーヒーか紅茶付きで600円。挽きたてコーヒーは300円。なお、駅弁に使用している陶器の2段重の器(蓋物)を販売。値段は1段重1,500円、2段重2,500円。
 「丹精込められた作品とお客様との距離が非常に近いギャラリーです。これもこぢんまりとした空間ならではと自負しています。今後もいろいろな作家たちを紹介していきたい。気軽にふらりと立ち寄ってみてください」。(K.K)


茨城県笠間市笠間2305−1
営業時間/12:00−18:00(夏期間は16:00−20:00)
定休日/月曜日、火曜日

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>Tags:茨城県,

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