水戸市にオープンして27年目になる桃花堂。陶器、磁器、漆器などの工芸品を取り扱う店内では、じっくり作品がみられるように、どのコーナーもセンスよくディスプレイされています。
オーナーの山野内さんは京都で5年間、骨董の勉強をし、実家である水戸に戻ってきました。
好きだからお店をだすというのではなく、しっかり知識を身につけてからはじめたいと思っていたので、京都ではコレクターや色々な道具屋さんなどと知り合い、深いパイプもできたといいます。
京都で味わった美しさをそのまま再現した庭の眺めも素晴らしく、時間を忘 れてしまいそうな空間を演出しています。庭の隣にはお茶室があり、茶道教室が月1〜2回開かれています。非日常を味わい、日本文化に浸れるとあって会社帰りに習っていく人が多いそうです。
茶道教室で使われる器や、店内の商品は、すべてオーナーが日本中を旅しながら集めたものばかり。作品をみて、作家に会うという行動の中、「外にでて、いいものに 出会う努力は惜しまないようにしています」というお言葉通り、ここにある作品はどれも、みる目の基準が高いものばかり。オーナー自身が自分の目でみつけ、積極的に若手の作家達とも交流し、インスピレーションを感じたものにはお店で個展を開いてもらう こともあるといいます。
沢山の作品と作家に出会い、集められた工芸品。桃花堂は本当にいいものを知っている人達の交流の場ともなっているようです。
茨城県水戸市白梅2-3-18
(水戸駅南口からフェリヴェールサンシャインの上がり口右手)
TEL/029-227-3080
営業時間/10:00-18:00
定休日/月曜日、火曜日
※個展の際は開催期間無休
「ゆたり」は時の広告社の登録商標です。
(登録第5290824号)