ゆたり倶楽部

[カフェ・レストラン] 記事数：210

◎カフェ・レストラン

ビストロ C4
[茨城県神栖市]

厳選素材にこだわる南仏料理で
思わず笑顔がこぼれる美味しいひととき

　東は太平洋の鹿島灘、西は利根川に接し、のどかな田園風景が広がっている“水郡のまち”神栖市にあるレストラン「ビストロ C4（シーフォー）」。フレンチ出身のベテランシェフと奥様が切り盛りする家庭的な雰囲気で、洗練された料理と温かいサービスがうれしいと食通たちの間で評判です。

　2000年に移転オープンした店は、珪藻土の壁やムク材をふんだんに使用し、居心地のいい落ち着いた空間に演出されています。室内の仕切りガラスには、シェフ夫妻の友人である画家が描いたヒマワリの絵が飾られ、インテリアのアクセントになっています。友人宅に招かれたような気分にさせてくるおもてなしとあって、「お昼にコース料理でゆっくり過ごされるお客様も多いです」と奥様は話します。

　シェフが作り上げる料理は、五感を刺激するものばかり。銚子港で水揚げされた天然ものの魚、岩手県花巻産白金豚、イベリコ豚、契約農家から入れる野菜など、仕入れる食材のひとつひとつを厳しい目で吟味。徹底した食材選びに妥協はありません。そして、それぞれの食材が持つ個性を引き出す技で、舌と目を十分に楽しませてくれる一品に仕上げます。また、店頭にある燻製小屋でサーモンや地鶏などの燻製を作り、オードブルの一品に盛り込まれることも。「自家製ならではの香ばしさやうま味が自慢です」。食後のデザートにも気を抜きません。バニラビーンズ使用の作りたてのバニラアイスは、濃厚でありながら後味サラッとしたおすすめのひとつ。
　店名の“C4”は、北海道出身シェフの好きなスキー板の名前から。「深い意味はないですが、ちょっとした遊び心を添えたくて」と。メニューは、パスタランチ1580円、お肉ランチ2300円、南仏プロヴァンスコース5250円など。予算や好みにも喜んで応じてくれます。（K.K）