※この記事は2009年3月に作成したものです。現在、お店は休業しています。コーヒー豆の販売は行っています。詳しくはブログをご覧下さい。
嗜好品として美味い、不味いと主観的に語られることが多いコーヒー。しかし、マスターの間庭さんは、コーヒーはお米やお茶と同じように農作物で、1つの国でも産地の気候や生産者によって味が大きく変わってくると言います。「僕は履歴の分かるコーヒーを知らせていきたい。世界中に広がるコーヒーの産地で、頑張っている生産者と消費者を繋ぐ橋渡しをしたい」とも。
tonbi coffeeはその名前の通り、コーヒー専門店。決して恵まれた立地ではないのですが、焙煎の香りが店外に流れ、道行く者を虜にし、豆を求める人がひっきりなしに訪れています。専門店として品質が高いのは当たり前。コーヒーに関するどんな質問でも専門的に理論的に答えたいし、抽出セミナーや飲み比べ会の開催、ミニペーパーの発行などで、家庭でもすごく美味しいコーヒーが飲めることを知って欲しい。素材の良さを伝えたいというマスターの真摯な姿勢、小さな思いが高崎に根付き、じっくりと積み重なって、今の隆盛があるのでしょう。
豆の販売と共にお店の柱となっているのが、豆のショールーム的な位置付けを与えられたカフェと、コーヒーに合うことを第一優先に考えて作られたスイーツです。カフェは居心地の良い藤の椅子やモノクロのポートレートを配置し、小さいながらも落ちついた雰囲気を演出。そして奥さん手作りのケーキがコーヒーのお供をします。この慌しい世の中で腰を据えてコーヒーを飲みながら話をする。この時間と空間にどのような付加価値をつけることができるか。学生時代から喫茶店でのバイト時代、そして独立した今でも続く間庭さんのテーマだそうです。お客さんと共感できるカフェを目指し現在も奮闘が続いています。
群馬県高崎市菅谷町531-10
TEL/027−360−6513
営業時間/10:00〜19:00 (喫茶は11:00〜)
定休日/火曜日、第3水曜日
「ゆたり」は時の広告社の登録商標です。
(登録第5290824号)