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もともと使われていた、古い蔵を改装した田舎民宿。敷地内へに入ると、周囲を木々に囲まれ、どこか遠くの田舎へ来たかのよう。50号バイパスから少し離れただけで、非日常的な田舎体験を満喫できます。
「ごちそうさまでした。お母さん」。母屋で遅い朝食を取っていた若いカップルが、宿の主人・山口加代さんに声をかけていました。「なぜか、お泊まりになるお客さんに『お母さん』って呼ばれるんですよ。宿とは言っても高級旅館という訳ではないし。女将と呼ばれるより、案外しっくりくる気がします」。確かに、入口にかかる木槌やさっぱりと片付いた土間など、どこか懐かしい感じのものばかり。田舎の親戚の家に遊びに来たような気分になり、『お母さん』と声をかけたくなるのも頷けます。
宿泊できるのは茶室付きの蔵宿と、入口に近い離宿の2つ。1日2組限定です。共に蔵を改装した広い和室に、五右衛門風呂が付いています。建物同士が離れているので、蔵では本当に静かな時間を楽しめます。
朝食には、地元で穫れた旬の野菜を使った料理が振る舞われます。どれも奇をてらったものではなく、素材を活かしたシンプルな田舎料理です。その時期にあるものを旬のうちにいただくこと。それだけで十分なほど、新鮮な野菜が多く手に入るということです。
この宿では特に何かを求めるのではなく、“何もしない”という贅沢な時間に浸かっているだけでいいのかもしれません。(tou2)
茨城県東茨城郡茨城町常井字山神473
TEL/029-292-8055
1泊朝食付 ¥7,875〜(2人利用の場合)
チェックイン/15:00〜 チェックアウト/〜11:00
※夕食、食事だけの場合は要相談。18:00〜21:00
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