海の近くのギャラリー。茨城県笠間市在住の陶芸家、吹き硝子作家、木工作家、布作家28人ほどの多彩な作品を紹介しています。
ほとんどの作品が同ギャラリーのために制作された新作。代表の牧野達也さんと作家たちの深い信頼関係から生み出されたといっても過言ではないでしょう。
牧野さんは、高校時代に陶芸に興味を持ち、大学で学芸員の資格を習得。その後、笠間焼きに関わる仕事を約18年間経験し、2005年に独立。「その間、人間性も作品もすばらしい作家たちに出会い、多くのことを学びました。その作家のみなさんがわたしのギャラリーに力強いブレーンとして結集してくださいました」。
その一人にガラス作家・迫次郎(はざまじろう)氏がいます。迫氏の作品は、2つとは出来ない様々な色合いのガラスを生み出す、オリジナリティの高い秀作です。 弁柄、呉須といった不純物の多いものを使い、色合いを出しています。金と銀をふんだんに使い、豪華にガラスを彩るもの、一見ガラスに見えないものでも見る角度により様々な表情をみせるものなど、独特な技法で制作されています。ガラスの窯変の極みを堪能できる作品ばかりです。ほかに、道祖土昌男(さいどまさお)氏、森田榮一氏、高瀬豊丈氏など、層々たるメンバーの陶芸も見応え十分です。
また、作家と一緒にプランニングから始める“あなただけのギフト”の注文も好評で、予算に応じ随時受け付け中です。
牧野さんは、「作家同士も刺激を受け合うギャラリーであり、本質的な力量のある作品を集める点で、今後も力を尽くしたい。わたしならではの企画をご覧いただければ幸いです。気軽にどうぞ」と話しています。(K.K)
茨城県ひたちなか市湊中央2−6−19
TEL/029−263−5877
営業時間/10:00−18:00
定休日/不定休
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