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◎カフェ・レストラン

OMISE
[茨城県水戸市]

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料理も店主も店づくりもちょっとヒトクセ
それが“味”!なミートスパゲッティ専門店

 水戸芸術館から目と鼻の先にある「OMISE」は県内でも珍しい「ミートスパゲッティ専門店」です。店構えは至ってシンプル、目印は蓋の開いた鍋をデザインしたロゴ看板。灯りが付いていればオープンです。窓に映る白熱電球の温かい光が道行く人を店内へと誘います。

 20代半ばに、ワーキングホリデイでオーストラリアに滞在していたというオーナーの小峰まさひろさん。小さな村のレストランで調理を担当した経験から、美味しい料理で人を幸せにする喜びを知り、いつかお店を開きたいと考えるようになったと言います。帰国後は開店資金を貯めるために様々な仕事を経験、そして約8年越しの夢を叶えたのが2014年6月のことです。
 OMISEのコンセプトは「自分の部屋」。イラストレーターでもある小峰さんは、仕事場としての居心地の良さも重視して、自分の部屋のようにリラックスできる空間づくりをしています。音楽はロックを中心に、これまで聞いてきたお気に入りをBGMで。雑貨やインテリア、調理器具へのこだわりも強く、店内には思わず目の止まるものがそこかしこにあります。例えば照明は米国・SATCO社の電球を使用。エジソンが発明した白熱電球を復刻再現し、フィラメントに遊びを取り入れたもので、ノスタルジックな雰囲気が楽しめます。他にも、二重構造が美しいグラスはボダム、食器類はファイヤーキング、椅子はイームズなど。内装デザインも自ら手がけ、タイルばりのカウンターやビビッドな青で塗られた壁もセンスが光ります。

 メインメニューはと言うと、専門店だけあってミートスパゲッティのみ。「一般的なミートソースを水性ペンとすると、OMISEのミートソースは油性ペンです」。小峰さんの絶妙な例えになるほど、と納得。シャレたイタリアンというよりはどこかジャンクな印象で、デミグラスソースベースの後を引く濃厚さがクセになる一皿です。パスタは極太2mmを使用。オリーブオイルにはニンニクを漬け込んで風味をプラス。牛すじとひき肉、レンコンによる肉々しさ&シャキシャキ食感がアクセントとなって最後まで飽きずにいただけます。トッピングのチェダーチーズを出す直前にあぶると、店内に香ばしさが広がります。パフェやアルコール、軽食の用意もあり、ビールはオーストラリアの「フォスターズラガー」を提供しています。日本人好みのさっぱりした味わいで、ミートスパゲッティとの相性は抜群です。

 居心地の良い店内でこだわりのミートスパゲッティに舌鼓。小峰さんの楽しいトークと相まって、ついつい長居しがちなオミセです。(R.Shibata)

住所/茨城県水戸市泉町1-2-20
TEL/070-5026-5730
営業時間/11:30〜15:00、17:30〜20:00
定休日/月曜日
駐車場/2台
※営業時間・営業日はFacebook等にてご確認ください。

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