この記事は、2013年4月に作成したものです。現在、 オキーフ は東京に移転し、こちらは「cafe miharu」として営業を継続されています。
JR日立駅海岸口から徒歩数分、海の近くにひっそりと佇む老舗料亭「三春」に、2013年2月14日、喫茶部「オキーフと三春」がオープンしました。創業70年という時代の流れを感じる風情のある空間で、おいしいケーキとたっぷりのコーヒーで過ごす時間・・。日頃の疲れをいやしたり、気持ちをリセットしたり、時にはがんばっている自分へのご褒美に、非日常的な時間がゆったりと流れる「オキーフと三春」に足を運んでみるのはいかがでしょうか。
東京のカフェで経験を積んだパティシエの井上克展さんが目指すものは、「素朴で飾り気がないけれど、口に入れたら温かな気持ちになって、笑顔にさせてくれるお菓子」です。「オキーフのお菓子を食べてくれる人の喜ぶ顔を想いながら、丁寧に心をこめて作っています」と井上さん。自信作のひとつ、チーズケーキは、しっとりとしたビターなココア生地に濃厚なチーズを組み合わせ、甘さ控えめに仕上げています。外はさっくり、中はしっとりのスコーン、吟味した材料で作るパウンドケーキやタルトなど、いずれも素材の味を生かしたシンプルなケーキが並びます。ケーキやコーヒー豆はテイクアウトができます。
「時間を気にせず、ゆっくりと過ごしてもらいたい」と、コーヒーも紅茶もケーキも、たっぷりとした量で提供してくれます。コーヒーは普通のカップ2杯半ほどの量が入る大きなカップで、紅茶はポットで供されます。また、「三春」のコースでしか味わえなかった「くづきり」が、カフェでは、ほうじ茶付きのセットでオーダーできます。照間産黒糖をじっくり煮詰める自家製黒蜜添え、鹿児島垂水葛粉100%で作る「くづきり」は、格別な味わい。
店内では、雑貨や器、書籍などを展示販売しています。中でも本好きの井上さんがセレクトした古書や本は、今後増やしていく予定とのこと。それらの本は、カフェ内で自由に読むことが出来ます。
「ひとりでふらりと立ち寄って下さるお客様も多いです。出会いや繋がりを大切に、居心地のいいカフェであり続けたい」。(K.K)
住所/茨城県日立市旭町2-8-14
TEL/0294-22-1567
営業時間/12:30〜18:00
定休日/不定休(営業日はH.Pをご確認ください)
「ゆたり」は時の広告社の登録商標です。
(登録第5290824号)