ゆたり倶楽部

[カフェ・レストラン] 記事数：210

◎カフェ・レストラン

2tree cafe
[栃木県宇都宮市]

あたたかなつながりを、あなたにも。
地元に息づく「ちいさくてやさしい居場所カフェ」

※この記事は2010年11月に作成したものです。現在はお店を閉め、宇都宮市東横田の「2tee open house」へ移動しました。詳しくはホームページをご覧ください。

　宇都宮市・平成通り沿いにある「2tree cafe」。このお店の看板に描かれた２本の木には、「木のぬくもり」の他に「共存する」という意味も込められています。
　オーナーの倉本さんは岡山県出身。２年ほど前、栃木にやってきて若者の自立支援活動を行なっていました。そんななか、近隣の方々の心の温かさに触れ、何らかの形でこの地域に貢献、応援をしたいと2009年カフェをオープンしました。

　店内は中央のオープンキッチンを囲むように客席が配置され、スタッフさんやお客さん同士が、自然な距離感のなか触れ合えるアットホームな空間。ギャラリーとしての利用もできるので、所々に感性豊かな作品が展示されています。

　「今日のごはんは『地球の恵み』『人と人』との大切なコミュニケーション。あたたかなつながりを感じながら、この時間を過ごしてほしいです」と、地場産の旬の野菜がふんだんに盛り込まれたランチは、ボリュームもたっぷり。ご近所のパン屋さんとコラボレーションしたメニューや、市内の人気コーヒー店から仕入れた豆を目の前で挽いて入れてくれる、新鮮な味わいのコーヒーなど地元に根づいたお食事やお茶が楽しめるのも、このお店ならではの魅力のひとつです。

　先日、一周年を迎え「年輪祭」というイベントを開催したばかりの「2tree cafe」。地元で活躍するクリエイターやアーティストの方も参加して、ミニライブを催すなど素敵な一夜を過ごしたそうです。「店内に置かれた沢山の本や、新メニューのヒントなど、このお店はみなさんのご協力があって作りだせた場所。ここでのつながりが、新しい何かを生み出せていけたら嬉しいです」そう優しく笑みを浮かべた倉本さん。２本の木の年輪は、この先もきっと増え続けていくことでしょう。（m.m.）