この記事は、2009年4月に作成したものです。現在は、閉店されています。
本格派のエスプレッソとイタリアンが楽しめるトラットリア。「立ち飲みコーヒー屋のバールとイタリア食堂をひとつにした店を」と、2008年12月にオープンしました。イタリアに16万軒ほどあるという地域社会に密着したバールは、バリスタが淹れるエスプレッソやカプチーノを、基本的にカウンターで立ち飲みするスタイルのお店です。気軽に立ち寄り、コミュニケーションを楽しむなどそれぞれのペースで自由に利用できる、イタリア人にとって欠かせない存在のようです。そんなバールの魅力を伝えたいと、東京の有名店で経験を積んだオーナーの沼田健一さんは、出身地に帰郷。奥さまの亜紀さんとともに水戸芸術館などが並ぶ文化薫る街の一画に拠点を構えることになったのです。
自慢のエスプレッソは、専任のバリスタが軽井沢の「丸山珈琲」の豆を使用し、イタリア・エレクトラ社製のマシンで淹れる本格派。しっかりとしたコクとふんわりとしたまろやかさを併せ持つおいしさと評判です。立ち飲みやテイクアウトなら、エスプレッソ1杯を150円で味わうことができます。
魚介や野菜などその日に入る食材で決まる料理は、シンプルな調理法で素材の持ち味が生かされています。「魚介、野菜は茨城産のものを中心に、食材は自ら買付け吟味したものを使っています」と沼田さん。ランチはセットで900円〜。夜は手打ちパスタ1300円〜などアラカルトが中心ですが、コース料理2800円〜も用意しています。
イタリアの食堂をイメージしたという店内。店名に選んだビートルズのナンバー「blackbird」をはじめ、オーナー夫妻のお気に入りの音楽が流れ、居心地のいい空間が広がっています。おいしいエスプレッソとイタリアン、そして憩いの時間を求めて、ふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。(K.K.)
茨城県水戸市南町3-5-3
TEL/029—224—5895
営業時間/ランチ11:30−14:00(L.O.)
ディナー18:00〜22:00(L.O.)
定休日/日曜日
「ゆたり」は時の広告社の登録商標です。
(登録第5290824号)