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[ゆたりストに学ぼう] 記事数:52

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食べ物でカラダが喜ぶ感動を。
健やかな心身に導く
「ローフード」を広めたい。

パン工房「イーツ・アーツ」オーナー
[茨城県那珂市飯田3633−2]

Yutarist
島宏子さん

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 健康と美にこだわった“新しい食”として、ニューヨークのセレブたちの間で人気を集めているローフード。評判は日本でも徐々に広がり、その良さを実感している人は増えているようです。その一人に、島宏子さんがいます。宏子さんは、パン工房「イーツ・アーツ」のオーナー。自然で安全なものでありたいと素材にこだわった自家培養自然酵母パンを作り続けています。米国ニューヨークで食べたライ麦パンやベーグルのおいしさが忘れられず、自分で作ってみようと思ったことがきっかけとなり店をオープン。その数年後、体調を崩したことを機にローフードに出合います。


 ロー(RAW)とは「生」の意味。ローフードとはその名のとおり、食材をできるだけ生に近い状態で食べること、生の野菜と果物を食べ、48度以上で加熱調理をしない食事法です。化学的には、食物に含まれるビタミンやミネラル、細胞を活性させる働きを持つ酵素を、熱によって破壊されずに摂取できるので、体の抵抗力が養われる、また体内や血液中の不純物が浄化され、不眠症、便秘、むくみ、関節の痛み、ホルモンのバランスなど、常習的な体の不調が緩和されるといわれています。宏子さんは彫刻家のご主人とともにローフードを始めて数週間で、体重が減り体調もよくなりました。「ダイエットが目的で始めたわけではありませんが、夫は毎晩の晩酌をやめ、2週間で4キロも痩せました。デトックス効果絶大で、わたしも体の調子がとてもいいです」。ローフードを3週間続けると、舌の細胞は21日間の周期で入れ替わるため、味覚も変わってきます。新鮮な果物や野菜を自然な法則にそって食べ続ければ、体にも様々な変化があらわれてくるのです。

 ローフードの料理はとても創造的です。例えば、果物や野菜をミキサーにかけてジュースのように仕上げるスムージー、トマトマリナラソース添えの生のダイコンを千切りにしたパスタ、ニンジンジュースを搾ったカスにカシューナッツや、ココナッツオイル、アガペシロップ、刻んだレーズンを混ぜて丸めたデザートなど。ご主人と同じ彫刻家でもある宏子さんにとって、調理(プロセス)を楽しめることもポイントです。「『彫刻家』という人種が、“自分らしく生きる”ピュアな仕事人であることを知っています。『彫刻家』をキーワードに共時性が起こっているような感じです。ローフードは生の素材の生命を生かして、混ぜ合わせたり(〜modeling)、切ったり砕いたり(〜carving)といったシンプルな方法でク
リエイティブな料理を生み出します。彫刻は基本的に、modeling:モデリング(塑=粘土等で形を作る)と、carving:カ−ビング(削ったり彫ったり)によってイメージを具現化し、作品を生み出します。ハードな肉体労働ばかりではなく、ストイックな精神活動にも多くのエネルギーを費やし、制作を通して“生き方”を表現している、時空を超えたイマジネーションを持つ“RAW”な存在なのかもしれない」と宏子さんは考えます。
 日本リビングビューティー協会のローフードマイスター資格を取得。同協会ローフードマイスター茨城校の認定を受けています。ローフードのイベントを企画するなど、活動の場を広げています。「“食べ物でカラダが喜ぶ”わたしはローフードが大好き。作るのも食べるのも飽きません。体の声を聴けるようになり、その時食べたいと思ったものが自然と体を癒す働きをし、自然治癒力も高まってゆくのでしょう。生命力を生かす食べ方が自分に合っています」と。今後は、第一回ロースイーツコンテストでグランプリを受賞した次女Moekoさんも加わり、さらなるローフードの魅力を発信していくことでしょう。(K.K)




http://www.eatsarts.com
「Eats Arts」のゆたり倶楽部記事はこちら>http://www.yutari.jp/club/Bakery/cB071029.htm

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