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[ゆたりストに学ぼう] 記事数:52

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自然や人との触れ合いから
生まれる作品たち
家族4世代が集う広場

のんびりぼっこ広場
[茨城県茨城町下石崎1852]

Yutarist
勝田さん一家

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 豊かな緑に囲まれた涸沼のほとり。さわやかな風が吹き抜け、肩の力がすっと抜けていく心地よさがあります。「メーメー」と鳴く家族のアイドル、ヤギのキイちゃんと戯れる子供たちの笑い声がのどかに響き渡ります。
 埼玉県で制作活動をしていた勝田誠さんと美代子さん夫妻、長野県や栃木県などで別々に制作に励んでいた三姉妹がここに集結し、一つの広場をつくりました。その名は「のんびりぼっこ広場」。「日向ぼっこをしながらのんびりと暮らしたい」。そんな家族の思いがひとつになり、2008年11月11日、4世代家族の新たな暮らしが始まりました。


 誠さんは木工、美代子さんは七宝、長女笑美さんは陶芸、次女麻紀さんは鍛鉄、三女友李さんはガラスと、それぞれが物づくりのアーティストとして積極的な活動を繰り広げています。そんな彼らが同じく口にするのは、「ここに来て、作るものが変わった」と。
「これまでは制作活動を独り黙々とこなしていましたが、今は子供の泣き声など周りからいろいろな雑音が入ってきます。集中できないのではと心配されることも多いです。確かに最初の頃はそういうこともありましたが、今では仕事をしている家族の姿が見られるのが楽しいですし、お互い創作意欲をかき立てられ、良い刺激になっていると思います」と、麻紀さんと友李さん。子育てをしながら制作活動を続ける笑美さんは、「目に入る景色や清々しい空気など、自然を肌で感じる空間に身を置くと、いろいろなアイディアが浮かんできます。子どもたちはのびのびと遊び、食欲が旺盛になりました」と話します。自然に囲まれた特別な環境も要因になっているのでしょう。
 四季折々400種類ほどの花木が植えられている庭の手入れは、主に美代子さんが担当します。「派手な花より可憐に咲く花が好きですね。一つひとつ、愛情をかけて育てると、ちゃんと応えてくれるんです。ここにいると心が癒されます」。誠さんは「母の病気と介護を機に、お互いが助け合いながら暮らすことで、家族のひとり一人の心が成長したようです。こうした経験はそれぞれ作品の幅を広げていくと思います」と話してくれました。
 約2,400坪の広場には、庭、ショップ、ギャラリー、木工・陶芸・鍛鉄・ガラスの各工房、図書スペース、農園があります。手作り作品の販売のほか、制作見学、陶芸・とんぼ玉制作体験教室も実施しています。
「ヤギのほかにもいろいろな動物を育てたいし、農業も広げたい。星の観察会など自然をいかしたイベントも開きたい。やりたいことは山ほど浮かんでくるけれど、まずは家族のコラボ作品を発表することです。子どもからお年寄りまで、みんながのんびりと過ごしてもらえる場になればうれしい」。
ここには夢に向かって進む家族の輝く姿があります。家族の強い絆からどんな作品が飛び出していくのか、大いに期待したいものです。(海藤)






のんびりぼっこ広場HP:http://blogs.yahoo.co.jp/nonbiribokko/

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