「ひとが輝くまちの学校」はゆたり出版の「ゆたり文庫 地方に暮らす。シリーズ02 ひとが輝くまちの学校」に再編集し収録されています。書籍はネット通販、書店、販売協力店でお買い求めできます。詳しくは本とゆたりをご覧ください。
高崎に、あるご夫婦が開設した小さな私設図書館があります。図書館は木造家屋、書庫は土蔵、お茶室まである、個性的な和風の図書館です。ところが、なぜか街の多くの人に知られていないといいます。もっとたくさんの人に楽しく利用してほしい。そのためにはどんなことができるだろう? 学ぶのではなく、自分たちで考える授業。その一日をお伝えします。
一緒に考えてみませんか? 小さな図書館のこれからを。
街に住む人が先生となり自らの仕事や得意分野を教えているジョウモウ大学の授業。第四話では、場所もジャンルも違う3つの授業をご紹介いたします。
ジョウモウ大学のスタッフによるミーティングが行われる夜。コミュニティスペースである「MOTOKONYA」のガラスの引き戸がガラガラと音を立てると、一人、また一人とスタッフが集まります。授業を生み出すための企画会議は、キッチリと型にはめた進行ではなく、ゆったりお茶を飲んだり、プライベートな会話を楽しんだり、のんびりした雰囲気です。でも、授業の内容について気になるところがあれば、互いに積極的に意見を出し合う。そんなメリハリの良さを感じるミーティングです。アイディアを出すのはひとりでも、その案に対して、お互いが持っているアイディアを出し合い、より「面白い授業」をつくる。ジョウモウ大学の授業が全員でつくりあげられている様子を見て、私も次の授業への期待が膨らんででいきました。
活動をともにする仲間を求め歩き回った結果、素晴らしい出会いの連続であったと、橋爪さんは振り返ります。そのなかでも分岐点となったのが、グラフィックデザイナーとして活躍するマニアッカーズデザインの佐藤さんとの出会いでした。
「群馬だからこそできる、興味で繋がる敷居の低いコミュニティをつくりたい」。ジョウモウ大学の発起人である橋爪光年さんは、高崎市内で保険代理店を経営し、お寺の家系に生まれ僧侶としての顔もあわせ持っています。第一話、第二話では、ジョウモウ大学を開校するにいたるまでの経緯や活動についての思いをお伺いしました。
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