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マスタークックの土鍋

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実家を出て暮らすようになってから、わりとよく料理をする方でした。
それはその辺で売っていないようなものが食べたくなるからなんですが、どっちにしろ自炊の方が経済的にはありがたいわけです。


要するに学生だったのであまりお金がありませんでした。
食材は学校帰りに安いスーパーでまとめて買っていたし、当然「良い調理道具」などとは無縁の生活。
社会人になってからも、調理にこだわるようになったのはごく最近のこと。
健康管理のひとつとして、マクロビオティックに興味を持った時期に調理方法も大事だと知りました。
とにかく玄米にハマってしまったので、この際美味しく炊ける道具をひとつくらい持っていてもいいなと思いました。
土鍋が良いらしいと知って、機能だけでなく見た目も可愛いものを探しました。
見つけたのは和風ど真ん中でなく、白いぽってりとしたフォルムがナチュラルな感じの土鍋。
マクロビオティックを知っている人達の中では有名なメーカーなようで、近所の自然食品のお店でも売っていました。
そこで買っても、ネットショップで買っても同じ値段だったので、お店のセール時に注文して手に入れました。
何だか「セラミック素材で、熱をかけると遠赤外線が出る」という商品なのですが、赤外線など見えないので実際のところ分かりません。
でも本当にこの鍋の力は絶大!とにかく保温力に驚かされます。
そして何でもふっくらホクホクに仕上がります。
すぐにあったまって、一度温まったらホーローよりもなかなか冷めません。
そのおかげで最初の頃は、火を止めたあとによく焦がしていました…。
お米を炊いたり煮物はもちろん、蒸し物や炒めもこれひとつでできちゃいます。
汚れも洗剤なしでも簡単に落ちるから、後始末も楽チン。
ちょっとどっしり重いけど、それがまた「良いものの存在感」を醸し出しています。
ビジュアルよし、使い勝手よし、存在感よし、と三拍子揃った大切に使える調理器具です。
うちにはもうひとつ浅型を仕入れたいと思います。
(書茶-fumisa-)


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