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[わたしの歳時記] 記事数:23

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【皐月】梅雨の前の衣替え


 家の周りの田んぼに水が入り、田植えが着々と進められている今日この頃。日中には苗が小さい今だけ、きらきら光を跳ね返す田んぼの水面を眺め、夜には静かな町に響き渡るかえるの合唱に耳を傾けます。田植えが始まると、それまでなんだか空気が乾いて埃っぽかった春先から一転し、水を含んだ爽やかな風が流れ、緑が青々とした清々しい新緑の季節に。一年で一番過ごしやすく心地よい、ほんの僅かな時季だなと思います。

【卯月】野に出て遊べば


 4月。初めての学校、新しく社会人となる人、新天地での生活などなど新しい暮らしがスタートするこの月。多くの人が様々な想いで、初めてのことに戸惑い、また新鮮な気持ちで毎日を送っていることでしょう。

春を味わいからだを開く

 春分の日を迎え、春のお彼岸です。町のあちこちでは梅の花が咲き乱れて明るい景色になり、沈丁花が爽やかな香りを放っています。もう寒さに身を縮めることもなくうららかな春の日差しをめいっぱいからだに受けてのびのびーっとしたくなりますね。

【弥生】大人も子どもも愉しめる雛祭り


 冬の最後の力を見せつけるように、たくさんの雪を降らせたこの2月。そこを越えてからはもう春のようなぽかぽか陽気。いつもこの頃になると空気が一枚めくれて緩んで、季節が変わるような気がします。ちぢこまっていた背中もなんだかのびのびとして、からだもこころも開放感をお日様から与えてもらっているような。

【如月】春を喜び 豆をまく

 暖かい日の散歩道でふと見上げると、あちらこちらの木の枝に小さく膨らんだつぼみの子どもみたいな冬芽が見られるようになりました。まだまだ寒い日が続きますが、もう自然の中には春を迎える準備が着々と始まっているようです。

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