「ひとが輝くまちの学校」はゆたり出版の「ゆたり文庫 地方に暮らす。シリーズ02 ひとが輝くまちの学校」に再編集し収録されています。書籍はネット通販、書店、販売協力店でお買い求めできます。詳しくは本とゆたりをご覧ください。
[地方に暮らす。[ジョウモウ大学編]] 記事数:11
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私たちは長い間、ジョウモウ大学の授業や活動を間近で見守ってきました。取材を始めた2012年の秋は、ジョウモウ大学開校1周年が過ぎ、コミュニティースペースであるMOTOKONYAを改装してオープンしたばかりのころでした。
暮らしの変化とともに失われようとしている人と人、人と街が繋がるコミュニティ。かつては当たり前にあったその繋がりを、もう一度、育てていこうとしている場所があります。
多くの染物職人が暮らしたとされる元紺屋町。ここにジョウモウ大学がコミュニティスペース「MOTOKONYA」を構えたのは2012年8月のことです。
かつては活版印刷で刷られた書籍も、街の本屋さんの棚に並んでいました。その光景は大昔というほど過去のことではありませんが、今やすっかり古本屋さんの棚が定位置。活版印刷を知らないという人も多いと思います。
ところがその「技術」を取り巻く状況には、ここ数年、ある変化が起きています。活版印刷の技術を体験する一般の人向けのワークショップを個人のグループが開催したり、なかには活版印刷機を購入して仕事を始める人もいるといいます。
最後にご紹介する授業は、2年前の震災と関係のある授業です。教室は、現役で活版印刷を行う高崎市にある印刷会社です。地震の揺れで何万という活字が落下してしまい、廃止か存続かを選択する状況にありました。
授業テーマはその活字を復旧すること。2012年1月にスタートし、1年余の作業を経て遂に完了目前というところまでやってきました。
広栄社印刷所の代表取締役・江原正弘さん、共同で授業をコーディネートされているジョウモウ大学の佐藤正幸さん、殿岡渉さんに、授業開始当時のことを振り返っていただきながら、活版印刷の魅力、これからの活動についてお聞きしました。
「ものづくり」という言葉に感じる親しみと比べ、つくり手や製作の現場はどうでしょう。少し特別で遠い存在に感じられないでしょうか? 今回は、ジョウモウ大学の授業が行われた群馬の企業とそのものづくりについて、いくつかご紹介したいと思います。体験する機会だけでなく「こんな会社が群馬にあったんだ!」授業にはいつも驚きがあり、街に眠る魅力を発見する楽しさも伝えています。
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