今年もこの季節がやってきました。
実山椒の季節です。
新しょうがが出たら、甘酢漬けを作り、青梅がなったら梅酒を付漬ける、といった日本に昔からある保存食を作る作業をこよなく愛しています。
一年の季節のめぐりを感じ、みんなで作業する。
食べる
ということに、より一層ありがたみも感じます。
実家の霞ヶ浦湖畔にあるセカンドハウスには
山椒の木が2本。
随時実家から“今年の山椒レポート”(梅レポもあり)が来ていて、
ついに先週“今週末が採り頃”との連絡がありました。
アイボウも連れて実家のチチ、ハハ、アネも集まっての
家族での山椒採りです。
バラのようにするどいとげがるので気をつけながら
実を採ります。
手を伸ばすごとに、ふわりと青くてすがすがしい香りが
自身をまとい、それはそれは気分がいい。
これでもかッってぐらいの量を5人で採ったら
流水で洗い、これからが本当の作業。
ちまちまとした茎を実から外すのが実は難儀。
長時間やっていると、発狂しそうになるほどです。
とはいえ、聞こえると言ったら鳥の鳴き声だけ。
そして、たまに木々がさわさわと語る音が響くぐらい。
その静かな環境のなか、
みんなで話しながらの作業はとても楽しいものなのです。
ころんとした実だけになった山椒は
昨夜とりあえず佃煮にしました。
あとは昆布と山椒煮にするだとか、塩漬けにするだとか
山椒味噌にするだとか夢はまだまだふくらみます。
まだ実だけの山椒がころころ転がっているので、
どうしようか考えるだけでむふふ…
とうれしい気分になるのです。
Trackback(0) Comments(3) by 安島夏|2009-05-25 12:12
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