太った鶏を一羽…
ふっふっふっ…
なんだか昔話みたいな書き出しになってしまいました。
しかも、勧善懲悪のお決まりの流れでも書きそうになりました。いけない、いけない。
クリスマスの料理メニューは、当日決めたぐらい無計画だったのですが、唯一これだけはと心に決めていたのは、自分で鶏を丸まるっとローストすること。
いつかは自分で作りたいと思いながら、年月は経ち、それは今年やらずしていつやるのだと、自然な流れでローストチキンを作るに至りました。
私だけではないと思うのですが、今年は例年になく悩み多き一年でした。
しかも、過去の経験では解決しにくい悩みばかり。一度悩むと、とことんふかーく考えてしまい、自分で自分を追い詰める、よろしくない性格の私。
後ろ向きなことも多かったので、イベントごとぐらいは、どーんと派手にいこうではないかと。(たいしたお金は使っていませんが、最近の口癖は「経済を回さないと」です。)
一羽丸っと買うことなんぞ、なかなかないので、敢えて大きめのものを選びました。
一度はらをくくってしまうと、生の状態を凝視しようとも、どうってことありません。
せっかく我が家にやってきてくれたのですから、おいしく食べることが最大の礼儀です。
外側、中側の皮にはにんにくをこすりつけて、塩・こしょうをがりがりとすり込みます。
中には、あらかじめ焼いておいたじゃがいも、セロリ、マッシュルーム、そしてにんにくを詰めて、中身が飛び出さないように竹ぐしを刺してオーブンでじっくり焼くだけです。
見た目の豪快さとは裏腹に、作業は至ってシンプルで、わずわらしい作業はないのが意外です。
においにつられてか、息子がしゃがんで、じーっとじーっとオーブンの中を覗いていました。
途中、落ちてきた鶏の脂を表面にかけながら、皮をパリパリに仕上げます。
!
手前味噌ながら、これはうまい! です。おいしいではなく、うまい。普段は鶏の皮は避けてしまうのですが、自分で焼いたという背景含め、あまりにもパリッパリに焼けて嬉しくなってしまい、今回ばかりは皮ごと豪快に食べました。
唯一残念だったのは、喜ぶと思っていた息子の食い付きが思いのほかよろしくなく、おまけのじゃがいもばかり食べていたこと。
男子だからといって、みんながみんなお肉を喜ぶというわけではないのですね。
食べ終えて満足した後に、ふっとわいた疑問。
最初の一刀は夫が入れたのですが、その後に豪快に鶏肉を切り分けたのは、私。この手の作業は、男の仕事のような気がするのですが、ここは疑問に思ってはいけないのですね。
ゆたりブログに記事をアップするのは、年内はおそらくこれが最後。
まだ2011年も少し残っていますが、来年もどうぞよろしくお願いいたします。
どうぞよい年をお迎えください。
Trackback(0) Comments(5) by 安島夏|2011-12-26 13:01
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