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[食べるプロ] 記事数:210

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苦いがうまい

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かつては

苦み

という味覚は、ただの苦痛なものでしかなかったのに、
いつから好意的にとらえるようになったのでしょう。

ほろ苦い

という言葉も、大人にとってはポジティブな意味で使うと
思いますが子供の頃は

「本当に苦かろうが、ほろ苦いのだろうが、どっちだって苦いんだい!」

と、苦みという味覚を忌み嫌っていました。

うどを

「春の味だね~」

などと嬉しそうにほうばる両親の姿は、
その当時は眼をそむけていたような気もします。

それがどうしたどうした。

いつからか定かではありませんが

山菜の類なんかを

「ほろ苦くて、これが春の味って感じだね~おいしい~」

などと、さらりと言ってのける自分になりました。

いやはや、苦いはうまいんです。最近は、ふきのとうが食べたくてしょうがなかったのです。本当はクリーム系のパスタで食べたかったのですが、あいにく我が家のパスタのストックがなく、チャーハンと相成りました。

合わせたのは、紅苔菜と豚肉。

紅苔菜は見た目の奇抜さとは裏腹に、意外とクセがないので、ほかの素材の相棒としても優秀。

一緒にえいやっと炒めて、ほいさっといただきました。

うーん、春の味。

アイボウは

「苦い」

と一言のみ発してましたが、意図的に無視してみました。

ま、大人でも苦みが苦手な場合もありますよね、もちろん。

Trackback(0) Comments(5) by 安島夏|2010-03-23 12:12

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