ブルーベリーは輸送に耐えうる果物ではない
そんなくだりを、どこかで耳にしたことがあったけれど、
家で育てたブルーベリーを食べたら
あぁ、なるほどと納得したのです。
家で栽培
なんてさらっと書きましたが
厳密には
父親が育てたブルーベリーを
もらって食べた
という、省略した話です。
私はおいしくいただいた、ただそれだけです(笑)。
果肉の劣化が早く、
あっという間にやわらかくなり、
つぶれて果汁が飛び出してしまうものが多いブルーベリー。
濃い紫色が全体に回ったら
「採ってもいいよ」
と彼らが発する。
摘みたてのものをほうばると
ぷちん
という音が聞こえでもしそうなほど
皮がパンと張っています。
ぷちんと皮がはじけると
口の中に果汁がじゅわっと広がります。
あぁ、これがブルーベリーの本領だったのか、
と思わずひとりごちます。
家で育てたものは、肥料も農薬も使うことがない
本当に自然の味。
節度のある甘さに、きちんと酸っぱさも主張します。
「この味だからね、この皮のハリだからね、覚えておいて」
そう諭された気がしました。
» Tags:ブルーベリー,
Trackback(0) Comments(3) by 安島夏|2009-07-14 17:05
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