「雪菜だよ」
ともらった、この子。どうにもしっくりきません。
おぬし、雪菜か?
調べてみたら、手にしたこの子はターツァイでした。雪が降るほど寒い時期に、露地で栽培したターツァイの別名だったもようです。
気になって、雪菜について調べていたら、全国各地に“雪菜”が存在することが分かりました。仙台雪菜は、アブラナ科のひとつで、ぬめりがある冬に採れる菜っ葉。山形県の特産のひとつである雪菜は、冬場に軟白栽培で育てる、これまたアブラナ科の菜っ葉です。
アブラナ科の菜っ葉類に、付けられていることが、大きな共通点というところでしょうか。
ややこしいなー
と思う反面、
雪が降るほどさむーい季節に、けなげに育つ青々しい菜っ葉。だから雪菜。
なんて、ネーミングから想像すると、ちょっとしたイメージアップにつながる気がします。
ブランドヂカラ ってこういうことだよなぁ、とひとりごちました。
ちなみに、ターツァイは、今の寒い時期だから地に這うようなこんな姿。
寒い時期以外は、ちんげん菜のように、立った姿に育ちます。地に這う方が、外気に触れる面積が増えて、より一層寒そうな気がするのは私だけでしょうか。
同じ品目といえども、育つ環境でこうも変わるとはカメレオン野菜。
こんな葉の形に、濃い緑。アピールしまくりのビジュアルなくせに、クセのない味で、どんな素材とも相性がいい、ソフトな子なんです。
さっと塩炒め、もしくはオイスターソース炒めが私好み。
今夜のごはんのひとつは、ターツァイに決定です。
Trackback(0) Comments(4) by 安島夏|2009-01-29 16:04
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