この季節、保存食づくりにエンヤコラ
山椒に、新しょうがに、梅しごとに。
この時期は、保存食づくりが楽しい時季な気がします。
料理が好きな理由は、単純に「自分が食べたいものを自分好みの味に仕上げられるから」っていうのもありますが、私にとってはストレス発散でもあるから。
地味な作業を、ちまちまと、じっくり無心で行うことは決して苦ではないのです。
先週仕込んだ、山椒を使ったあれこれに引き続き、土曜日に新しょうがの甘酢漬けをつくりました。ガリ、と呼んだほうがしっくりくるアレです。
この話をすると、別段興味がない人がいる一方、熱狂的なしょうがファンも多いことに気づかされます。
しかも、この熱狂的な彼らは、私を含めて昨今のしょうがブーム以前からの、根っからのしょうが狂。
貯蔵した根しょうがは、通年手に入りますが、白くて守ってあげたくなるやわらかな新しょうがは、今の季節だけの味。
約1キロ買って、9割は甘酢漬けに。残りははちみつ漬けにしてみました。
一人で1キロの新しょうがを買う私に、お店の人は
「こんなにたくさん、大丈夫ですか?」
と、いぶかしげな視線とともに声をかけてくれましたが、心配無用です。むしろ買い足したいぐらい。
そのままぽりぽりかじるだけではなく、刻んでほかの素材と合わせれば簡単な一品もできるし、偉いヤツですから。
ちなみに、我が家の甘酢漬けはこんな風に仕込みます。
いろんな作り方があるので、手前味噌ならぬ手前生姜甘酢漬けという感じで、作り手によっても味わいも異なるはず。
しょうがの辛みも、お酢の酸味もきちんと残したいので、しょうが自体には火を入れず、お酢にもほとんど火を通しません。
しょうがは洗って皮をむいて、ピーラーで薄切りにしたら、煮沸した保存容器にぽいぽいっと投入。
お鍋で水、砂糖、塩を煮立たせて砂糖が溶けたらお酢を加えて火を消して、保存容器にとぽとぽと注ぐだけ。
あら、簡単。
しかも、こんなに乙女なピンク色。
なんてかわいい、いとしい存在なのでしょう。
Trackback(0) Comments(6) by 安島夏|2010-06-07 12:12
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