0歳児と知恵比べ
この前のブログで、息子のトマト嫌いが判明したことを書きました。
トマト嫌いに端を発し、好き嫌いだけではなくむら食べや遊び食べ、など食事に関する悩みめいたものも、ぽつぽつと表れるようになりました。
離乳食が始まってから、食事に関してはハナマル印で、手放しで「偉いね~」と褒めまくってきた息子ですから、食事に関して悩むというのは衝撃でした。
まず最初は、私の顔色をうかがいながら、食べ物をぐちゃぐちゃぐちゃーっとかぎまぜ⇒つかんで⇒床にぽいっと投げたことに始まります。
今まで、ぐちゃぐちゃとさわることはあっても、それはあくまでもモノがどんな状態であるかの確認作業といった風だったのに、今回は明らかに私の反応を見ている感じでした。
そして、私が「これ!」と怒ると、にやりと笑うという確信犯です。
これが何度か続いて、あまりにも腹が立ったので
「食べ物で遊ぶなら、食事はおしまい。食べ物に悪いから、遊ぶならさわらない!」
などと言い放ち、息子を椅子から下ろして遠くに座らせました。
私が怒っているのを察したらしく、大粒の涙を流して「ままぁ、ままぁー」と叫びながら高速ハイハイでやってきて、私の足にすがってきました。
まるで
「ごめんなさい、もうしません」
とでも言いたげな表情だったのが、冷静になると笑えます。
まぁ、またしてるんですけど 笑。
とにかく、親の反応を見ながらの行動が増えた今日この頃です。
自我が芽生え、知恵がつき、成長している証しでもあるので、これはみな通る道なのでしょう。わりと、子供に関してはおおらかな気持ちでみていた自分も、さすがに怒ることもあるのだと気付いた瞬間でもありました。
これからもっと増えるのでしょうね。
変な話ですが、やっと育児が始まったという気がしています。
さて、先ほどのごはんを捨てることは最近はないものの、気分や見た目、調理方法によって食べる/食べないは日常茶飯事です。
白飯は大好きなはずなのに、たまに気分で口からべーっと出すこともあります。
そんなときでも、海苔に巻けば必ず食べる。
これが不思議。
ゆでて粒にしたとうもろこしは嫌。
でも、ほかの野菜と一緒にしたスープになれば、喜んで食べる。
つかんで食べたい気分(推測)のときに、スプーンやフォークでしか食べられないメニューが並ぶとご機嫌ナナメ。
私がスプーンなどで食べさせるのと並行して、つかめるものもお皿にのせる。そうするだけで、気分が上がって急に食べだす。
と、まぁ、あの手この手で「食べたい!」気分をアゲてあげるわけです。
なんとまぁ、お殿様の御食事に従事でもしている気分です。
自分もこんなことしてもらっていたのでしょうか。
いやはや、よく言われることですが、育児が育自であることを痛感しています。
Trackback(0) Comments(8) by 安島夏|2011-08-02 10:10
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