小さいからと、あなどるなかれ。
秘めた力は、無限大。
今度は、あんずの種から杏仁豆腐を作りました。
くるみの殻ばりに硬い殻をもつ、あんずの種。
千枚通しなんかをつかってこじ開けることしばし。
5個のあんずの種の殻を壊すのに、30分近くもかかりました。
あまりにも男らしすぎる作業です。
周りについた薄皮を取るべく、しばらく水に漬けます。
その薄皮をむくと、中からは真っ白でつるんとした“仁”がひょこりと現れます。
“杏仁”豆腐が杏仁豆腐であるゆえが、このとき一気に分かりました。
なるほど~
さて、この仁を漬けておいた水と共にミキサーにかけたら、さらしで液を漉します。
この漉した液に、牛乳、生クリーム、砂糖を加えて、沸騰させないようにお鍋で煮て、最後にゼラチンと寒天を加えます。こうしてできたものは、冷やし固めればできあがり。ふるふるの食感にしたかったので、ゼラチンも寒天も量は少なめ。
うぉおおおおー
杏仁豆腐ができたーっ!
たった5個の仁で2人分を作ってみましたが、その香り高いこと。
しっかりと香りがついています。これが、嘘偽りのない杏仁豆腐。
仁から自分で作ることができるなんて、想像もしていませんでしたが、実際に作ってしまいした。この作業、2時間程度。
殻が硬くたって、なんのその。
おいしい杏仁豆腐を思えば、なんてことありません。
来年は、あんずの種狙いで、大量にあんずを仕入れねば…。
食いしん坊も、ここまで来ると恐いものなしです。
Trackback(0) Comments(6) by 安島夏|2009-08-01 10:10
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