れんこんだけど?
れんこんだから?
すごくぜいたくなおやつができました。
京都の料亭、和久傳。ここの和菓子、西湖が大の好物です。
れんこんのでんぷんを使った、水羊羹ともお餅とも形容しがたい、とろとろつるんとした食感が特徴的なお菓子です。
あまりにも、れんこんと西湖が好きすぎて、
自分でも作れないかと思い始めました。
れんこんの一大産地である、茨城に住んでいても
決して安価ではありません。
だけど、一度お菓子を作りたいと思ってしまったら、
止まらないのですね。
れんこん農家さんでたくさん買ったときに、
ぜいたくにも挑戦してみました。
れんこんのでんぷんで、お菓子を作る、の巻です。
れんこんはすりおろして、さらしに包んで水をはったボウルのなかでもみほぐします。すると、途端に白い成分(おそらくでんぷん質)だけが溶け出し、あっという間に水は白濁に。
このボウルをしばらく置いて、でんぷんが沈殿したら上水を捨てて甜菜糖を少し加えて煮詰めます。根気よく煮積めると、なんとまぁ。
つるつる、とろん。
なんとも不思議な食感のものが出来上がりました。
西湖に近づけるには、寒天やゼラチンなどが必要かもしれませんが、これはこれでかなり美味。
まずは黒糖をかけてぱくり。
口の中で、とろんととろけます。
滞在時間、非常に短し。
ほんのり、れんこんの香り。
あーなんておいしいのでしょう。
刻んだくるみをのせても美味。さらにきな粉をかけても美味。
もう一度食べたいです。
とはいえ、こやつ。
小さめのれんこん2節分から、写真の3倍程度しか作れませんでした。栗のお菓子が高価であるのと同じに、れんこんのお菓子も高いことは否めません。
あ、そうそう今日はクリスマス・イブですね。
クリスマスとは、な~んにも関係のない記事を書いてしまいましたが、
心はクリスマスに傾倒気味です。
どうぞ、素敵なクリスマス・イブをお過ごしください。
Trackback(0) Comments(6) by 安島夏|2009-12-24 15:03
「ゆたり」は時の広告社の登録商標です。
(登録第5290824号)