このもしゃもしゃしたものから
あのつるんとしたものができるとは、想像しがたいです、とっても。
寒天が好きで、パウダー状のものは家にほぼ常備してあるのですが、どうやったらこんな粉末になるんだろう。
また、コドモのごとくハテナが浮かびました。
「分からないことがあったら、そのままにしないですぐに行動」
コドモの頃から、何度となく聞かされてきた言葉を忠実に守って(笑)、即行動。あの当時は、こんな行動力はなかったのに、いやはや変わるもんですね。
静岡県は伊豆産の天草を取り寄せました。この天草をさっと洗ったら、まずは煮込みます。
伊豆が実家の友達に、天草の話をしたら
「この天草が干してあるエリア、なんともいえない磯くささが漂ってて、きついんだよね~」
と彼女が言っていたことはこれか、と合点です。
だって、煮込んだときに天草が放つにおいは、かなり強烈です。思わず、換気扇のボタンを弱から強に変えてしまったほど。
40分ぐらい煮込んだでしょうか、最初はさらさらしていた水が、かなりとろっとろ。いや、どろっどろ。
今回は、これをところてんにして食す、というのが目的なのでした。
さて、この液体を、さらしで漉して容器に入れて固めます。
そして登場したのが、この天突き。
一度やってみたかったんですよね~、この道具を使って押し出すの。
容器に入る大きさに切って入れたら、ひといきに突きます。
にょろんと現れたところてん。
うぉー、かなり楽しー!!
と、年甲斐もなく大はしゃぎ(一人で)。あまりにも楽しくて、この単純作業を何度も繰り返してしまいました。
関東育ちですので、まずは酢醤油。
続いては、関西ではポピュラーだという黒みつで食します。
そして最後は、凍頂烏龍で作ったシロップで。
この最後のウーロン茶シロップ、きりっと冷やして食べるとかなりおいしくておすすめです。
いやしかし。
そうでした、そうでした。
天草は食物繊維の宝庫だってこと、すっかり忘れておりました。
小さいポーションとはいえ、一度に3杯もところてんを食べたので、おなかのなかで水分を吸ったところてんがふくれたこと、ふくれたこと。
おなかが極度におなかいっぱいになると、おなかを突き出して歩くと楽なのですね。
お相撲さんの歩く姿にも合点、でした。
Trackback(0) Comments(3) by 安島夏|2009-06-25 14:02
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