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[食べるプロ] 記事数:210

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寒天を天草から作る

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このもしゃもしゃしたものから

あのつるんとしたものができるとは、想像しがたいです、とっても。

寒天が好きで、パウダー状のものは家にほぼ常備してあるのですが、どうやったらこんな粉末になるんだろう。

また、コドモのごとくハテナが浮かびました。

「分からないことがあったら、そのままにしないですぐに行動」

コドモの頃から、何度となく聞かされてきた言葉を忠実に守って(笑)、即行動。あの当時は、こんな行動力はなかったのに、いやはや変わるもんですね。

静岡県は伊豆産の天草を取り寄せました。この天草をさっと洗ったら、まずは煮込みます。

伊豆が実家の友達に、天草の話をしたら

「この天草が干してあるエリア、なんともいえない磯くささが漂ってて、きついんだよね~」

と彼女が言っていたことはこれか、と合点です。

だって、煮込んだときに天草が放つにおいは、かなり強烈です。思わず、換気扇のボタンを弱から強に変えてしまったほど。

40分ぐらい煮込んだでしょうか、最初はさらさらしていた水が、かなりとろっとろ。いや、どろっどろ。

今回は、これをところてんにして食す、というのが目的なのでした。

さて、この液体を、さらしで漉して容器に入れて固めます。

そして登場したのが、この天突き。

一度やってみたかったんですよね~、この道具を使って押し出すの。

容器に入る大きさに切って入れたら、ひといきに突きます。

にょろんと現れたところてん。

うぉー、かなり楽しー!!

と、年甲斐もなく大はしゃぎ(一人で)。あまりにも楽しくて、この単純作業を何度も繰り返してしまいました。

関東育ちですので、まずは酢醤油。

続いては、関西ではポピュラーだという黒みつで食します。

そして最後は、凍頂烏龍で作ったシロップで。

この最後のウーロン茶シロップ、きりっと冷やして食べるとかなりおいしくておすすめです。

いやしかし。

そうでした、そうでした。

天草は食物繊維の宝庫だってこと、すっかり忘れておりました。

小さいポーションとはいえ、一度に3杯もところてんを食べたので、おなかのなかで水分を吸ったところてんがふくれたこと、ふくれたこと。

おなかが極度におなかいっぱいになると、おなかを突き出して歩くと楽なのですね。

お相撲さんの歩く姿にも合点、でした。

» Tags:天草, ところてん,

Trackback(0) Comments(3) by 安島夏|2009-06-25 14:02

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