いつもお世話になっている心理カウンセラーの吉井佐和子さんのブログを読んで、久しぶりにじっくりと「幸せ」について考えさせられる記事がありました。
「書きかけてやめた、福島のことを、もう一度」(ほぼ日刊イトイ新聞より)
言葉を選びつつも「書くこと」を決めた永田さんのつらい気持ちが伝わってきました。
楽しい記事ならいくらでもかけるし、
悲しい記事なら涙を誘う書き方があるかも知れない。
けれど、悲しみの本質に触れたとき、うまく伝わらない怖さのほうが先にたってしまう。
とても自然なことだと思います。
こんな普通のおばちゃんでさえ、ブログを書こうとすると、一瞬、「本当にこの内容で平気かな?」などと思ってしまいます。
それは内容云々よりも、書き手である自分を意識しすぎている、つまり「こんな文章を書いている自分が読み手にどううつるか」に焦点を当てているからだと思います。
誰かを傷つけるんじゃないか、とか
バカだと思われるんじゃないか、とか
常識はずれなやつだと思われるんじゃないか、とか
いろいろ。
反対の立場で考えれば、そんなこと取り越し苦労なのに。
ブログをかくことでどんどん内向きになっていて、しばらく更新できませんでした。
当たり障りのない場所にいたら、ラクだけど楽しくない。
無難なことは目立たなくて居心地がいいけど、本当に自分の場所なのかな。
このところ、忙しすぎて自分のことを過保護にできなかったことが私にとってはいいことだったのかも。
失言したり、失敗することがこわくて前に進まなかったら、仕事にならないと日々のお片づけ作業の中でひしひしと感じています。
一生懸命話すこと、伝えること。
行動すること。
また怖くなったり、やめそうになったら、永田さんの記事を読み返したいと思います。
Trackback(0) Comments(5) by つき|2012-08-16 23:11
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