重松清さんの本を片っ端から読んでいた時期があります。
子供たちがまだ幼稚園にも通っていないころ。
ちょっと暗い題材が多く、「疾走」を読んで、「もう重松作品はやめとこうかな」
と思ったのですが、「いとしのヒナゴン」では主人公のいっちゃんに笑わせていただき(でも最後にはほろりとさせられ)、
「その日の前に」や「流星ワゴン」では泣かされ。
そんな想い出深い作家の一人です。
そんな重松作品が、なんと6年生の教科書に掲載されていました!
しかも書き下ろしとのこと。長男の音読の前に、
「ちょっとおかーさんに読ませなさい!」と取り返し(オイオイ)子供より先に読んでしまいました。
「きみのともだち」(←こちらもオススメ)のような、学園モノかと思っていたら、
お父さんと息子の物語でした。
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ちょっとした親子げんか。
原因は僕なのに、ごめんなさいが言えない。
そんな中、お父さんがかぜをひいてしまい会社を早退してくる。
僕はお父さんと仲直りの特製カレーを作る。
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父と息子の関係って、どうなんでしょうね。
うちはどちらかというと、私(母)との会話の方が多いような気がするけど、
また少し成長したら変わるんでしょうね、きっと。
余談ですが、教科書の一番うしろにこんなことが書かれていました。
「この教科書は、これからの日本を担う皆さんへの期待をこめ、国民の税金によって無償で支給されています。
大切に使いましょう」
同感!です。
「カレーライス」 重松 清 作
光村図書(6年上 創造)
Trackback(0) Comments(6) by つき|2010-04-07 17:05
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