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[としょ・にっき] 記事数:53

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こんな本読んだよ#008「君たちはどう生きるか」

夏休みもラストスパート!
あとひと息でございます。がんばりましょう、小学生ママ。

夏休みにぴったり?読書感想文オススメの本の紹介です。

「君たちはどう生きるか」なんて、タイトルがおカタイ感じなのは、この本が出版されたのが1937年、つまり第二次世界大戦前という時代背景もあるのだと思います。
「修身」なんて授業があったくらいですからね。

しかし、戦中はこうした少年向けの本さえも出版できなくなりました。
そして戦後、平和な世の中でエアコンのきいた部屋で、思う存分読書できる、幸せな環境にあるにもかかわらず、我が家の子供達はポケモンだ、DSだと活字離れどころか、活字知らずです。

いつかは読んで欲しい。
そんな気持ちをこめて、私は自分の子供時代に読んで感銘を受けた本は本棚の片隅に残しています。
この本もその中の一冊です。

 

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by つき|2009-08-20 19:07

こんな本読んだよ#007「天国はまだ遠く」

瀬尾まい子さんの本はほとんど読んでいます。
というか、気がつくと瀬尾さんの本だったという感じで買っています。
瀬尾さんの持つ、言葉の優しさ(中学の国語の先生でもあります)。
何気ない言葉のひとつひとつが、じんわり心にしみてきます。

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Trackback(0) Comments(6) by つき|2009-05-05 19:07

こんな本読んだよ#006「パンダのポンポン」

GWですねー。
我が家は一日だけ家族で外出するくらいで、静かなものです。

娘の中でブームが起きている一冊。
学校の本を借りて、家で読みたいと熱心にお願いされたと、
家庭訪問のときに先生に聞きました。
娘にわけを聞くと、

「ママにも読んで欲しかったから」とのこと。
その言葉に嬉しくなって、即アマゾンで購入しました。
シリーズで何冊か出ているので、娘がまだ読んでいない「アイスクリーム・タワー」を選びました。

娘から本を紹介されるなんて、初めてです。
どんな面白い本なんだ、とわくわくしながらページをめくりました。
 

パンダのポンポンは、きら星亭のコックさん。
どうぶつの仲間に美味しいものをつくったり、一緒にでかけたりします。
ほのぼのした日常。平和な仲間とのちょっとした出来事の短編集です。

 
絵がとてもかわいいです。
そして、一貫して流れる「当たり前だけど、かけがえのない幸せ」というメッセージ。
読んでいる人の心をあたたかくしてくれます。

3つのお話、どれも良かったのですが、「こんがりあつあつハーモニー」というお話の中の一節を引用して紹介します。

海の家で買った焼きとうもろこしを食べ、おいしいお弁当を食べ、
きらきら光る海を見ながら波の音を聞くポンポン。
 
 
生きるって、なんて、すばらしいことなのでしょう。
そう、おいしいものがあれば・・・
そして、ゆかいな友だちがいれば・・・
ね?ね?そうじゃない?

 
さらりと、でもしっかりと読んでいる人に語りかけます。
大切なことは、いつだってシンプルなことなのです。
世の中が複雑になっても、変わらないものは変わらないのです。

心がギスギスしていると感じている人
忙しくて、気持ちにゆとりがないと思っている人
人付き合いに疲れた人

深呼吸をするように読みたい本。
のんびりしたい連休にオススメの一冊です。

 
「パンダのポンポン アイスクリーム・タワー」
野中 柊 作・長崎 訓子 絵   理論社

Trackback(0) Comments(2) by つき|2009-04-30 07:07

こんな本読んだよ#005「おさびし山のさくらの木」

前回日記の「桜茶」のお供に読んだ一冊の絵本。

この絵本にも大変思い出があり、ラジオ番組のプレゼントコーナーでいただいたものなのです。
本は読んだら処分と心がけていますが、この本だけは18歳の時手にして以来、手放さずに現在に至ります。

ちなにみ、この絵を担当した奥田瑛二さんのサイン入り(←ちょっと自慢)

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Trackback(0) Comments(2) by つき|2009-04-08 07:07

こんな本読んだよ#004「代筆屋」

私は昔から手紙を書くのが好きです。
けれど、大人になった今では、読む相手が負担に感じるのではないかと、少し気にしてしまいます。

そんなふうに思ってしまうのは、本書の著者、辻さんも言うように、e-mailの普及により、情報の速度が重んじられ、手触りよりもスピードが優先されている時代に生きているからだと思います。

さて。本題。

「代筆屋」という仕事が本当にあるのか否か。
実はそんなことはどうでもよいのかもしれません。
この本に描かれている依頼人、そして売れない作家の副業として始まったこの仕事を通じて、人間の滑稽さ、後悔、信じて待つことの美しさ、気持ちに区切りをつけることの苦しさが伝わってきてきます。

誰にでも「やり直したいこと」ってあると思います。
どうにもならないとしても、最後の最後まで、希望をもっていたい。
ここに登場する依頼人たちは、代筆屋の手紙を足掛かりに、一歩踏み出していきます。

手紙を受け取った相手にどう思われようとも、自分の気持ちを文に乗せ、破れかぶれで相手に伝える。
e-mailでもそれは可能かも知れません。
可能かも知れませんが、「ぬくもり」という点では、完敗だと思うのです。

それに、スピードを要求しない分、メールよりも穏やかでいられます。
 

私はやっぱりこれからも、自分の言葉でこれからも手紙を書いていきたいです。
私の心の中の声を聞いてくれる、私の中の「代筆屋」に相談しながら。

 
「代筆屋」
辻 仁成 著  幻冬舎文庫

Trackback(0) Comments(3) by つき|2009-04-01 18:06

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