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[子ども/アート/おもちゃ] 記事数:39

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レトロマン水戸

水戸の市街は、太平洋戦争の空襲で焼けてしまったので、
昔の建物があまり残っていません。
そんな水戸の数少ないレトロでロマンを感じる建物、
とくに現在でも使われている建物をご紹介します。
 
※水戸に住んでいる方にとっては見慣れた建物ですね・・・。 
※最後の二館は保存・鑑賞の対象で、使用されてはいません。
※今回、撮影を逸した建物やお店は、またの機会に。
 
 
三菱東京UFJ銀行水戸支店 1909年(明治42年) 泉町
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     クニ整体 末広町

     木村屋
     なつかしい味のパンがある、なつかしい店構えのお店 南町
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     泉町會館 泉町

 
 
     水道配水塔(現在も機能している)  1932年(昭和7年) 北見町
     ほんとうは正面から撮影した方が、くびれた下部が見えて美しい。
     近くで見るとレリーフが美しい。
     (数年前に彩色されたらしいけれど、これが建設当時の色だった?
     詳細をご存知の方、教えてください)

 
 
旧茨城県立商業学校 玄関部分 1904年(明治37年) 新荘
ぼくの小学生時代には、図書館として使われていて、野球の帰りにときどきバットやグローブを持ったまま中に入りました。みんな勉強しているので、ぼくたちは、ひそひそ声で話したけれど、迷惑でしたよね、きっと。
(じつは、ぼくの記憶では、図書館は2階建てでした。ひょっとすると図書館を壊して、これを移築した??? あるいは、ぼくの記憶違い? 真実をご存知の方、ぜひ教えてください。このままでは、脳が気持ち悪い‥‥)
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旧水海道小学校本館 1881年(明治14年) 緑町(茨城県立歴史館内)
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リアルにつながりがある人たちから、ブログのコメントではなく、直接メールや電話がきます。
月刊誌にエッセイを連載中のJちゃんも、
新宿うまれくんも、(しんじゅくそだちさんはコメントくれたけど)。
その中から、
大学同級のK氏(都市計画で世界的に活躍中)からのメール を紹介します。
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(前略) 現在インドに海外出張中で余裕がなく(中略)
だれかの言葉ですが、日本は発展著しいがはたして受け継がれる”場”をもっているだろうか?ヨーロッパは街々角に記憶が残されている(街並み 保全)が、一方日本はだれでも子供時代の記憶と風景を見失い、次ぎへと受け継ぐ財産を失っているのでは?との批判内容です。

昔からの風景、文化、経済と豊かさを求めて変化(工業製品の新製品の短いサイクルと類似)してきて、それをよしとしてきた日本人ですが、今後 もそれを武器とするのかヨーロッパのように固辞していくのか、里街が生き残れるのか、今後の日本人の在り方と結びついているように思えます。
これも資料ですが、
日本人(木の文化)の保全に対する考えは欧米(石の文化)の保全と思想が違い、端的には「伊勢神宮」は保全されて継承されてきたとは言え、欧 米からすると「形」あるいは「精神」は継承されているが、実際の木造構造物は何度も一新されている。この考え方は、欧米にない。

里街 あるいは すて樹に関係していると思いました。 
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Kくん、忙しい中 (それもインドから!) メールをくれて、ありがとう。

ぼくも、そろそろ本業に集中しなくては!
もうすぐ、女子美術大学(杉並校舎)でヒーリング・デザイン概論 (3人で担当)の講義がはじまります。
プロジェクターで多くの写真や図表を映す、楽しい講義を計画しています。
水戸の魅力についてもヒーリングデザインの視点からちょっと触れる予定です。 

・1 〜 5 週/山野教授   (医療空間とヒーリング アート・デザイン)
・6 〜10週/ヤマザキ教授 (光・音・色・時とヒーリング アート・デザイン)
・11〜15週/ねもといさむ (遊び・おもちゃ・造形活動とヒーリング) 

このブログの本来のテーマ「子ども/アート/おもちゃ」に戻って、
講義のハイライトを写真で楽しくお見せできるかな‥‥とちょっと考えています。
でも、どうなるかは成り行きしだいということで。

しばし「水戸」から頭を切り替えて、本業に専念します。
今後とも、どうぞ、よろしく。
 
 
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●コメントまってまーす。
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Trackback(0) Comments(12) by ねもといさむ|2012-06-22 15:03

□この記事のトラックバックURL:
http://www.yutari.jp/blog/Isamu_Nemoto/justmeetmito/bIj120604.htm
▽コメント▽
Commented by こま 06/24 19:13

なんと、木村屋さんの1階がリニューアルされている!水戸にいながら知りませんでした(汗)
「木の文化」「石の文化」、とても興味深いお話です。
日本人は元来自然の懐にとうまく入り込んで上手に暮らしてきた民族だという話を聞いたことがあります。木は育てることができますが、石はできません。建物の存在そのものを守ること以上に、ヒトの営みと自然のサイクルとの関わり方を大切にしてきたのだと思います。そういう意味で地方の暮らしは面白いです。まだまだ受け継がれる「場」がたくさんあるはずと思います。

Commented by ねもといさむ 06/24 20:32

こまさん、ありがとうございます。
・たしか『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』というようなタイトルの本がありました。これは、ぼくにとっては、小学生時代の遊び場だった水戸商業高校のグランド。今でも保存されている建物を見ると昔の大切な記憶が呼び覚まされます。
・こまさんのコメントを読んで、水戸城址周辺、偕楽園周辺、保和園、備前堀などを思い浮かべました。ぼくは大人になってからの水戸は初心者なので、まだまだ知らない「場」が他にもありそうですね。

Commented by toi 06/25 09:49

レトロマン水戸とても素敵ですね(^^*)水戸にも歴史的建造物がたくさんあり、素晴らしいですね!京都に住んでいたとき、旧銀行から町屋(民家)まで市をあげて保護し、町の人たち京文化保護への情熱を感じることが多かったです。そんな京都でも、日本の古いものを無くし新しい物に変えていく風潮への問題、葛藤がよく話題になっていました。この問題は私のような若輩者ものには口を出せなぐらい根深い問題だとおもいました。私の以前住んでいた団地(色々問題があるので名前伏せます)建て替えにあたっても、こういった問題も絡んできています。
しかし、純粋な想いをいうのであれば、水戸の建物など、全国の歴史建造物がこれからも守られていくことを願わずにはいられません!!

Commented by ねもといさむ 06/25 18:26

toiさん、コメントありがとうございます。
京都は遠くてなじみが無いので良くは分かりませんが、
景観の問題を新聞や雑誌で読んだ記憶があります。

Commented by emmy 06/25 23:23

レトロな建物、素敵ですね!
次の記事も楽しみにしています☆

Commented by ねもといさむ 06/26 01:25

emmyさん、ありがとうございます。
次からしばらくは、短めのあっさりした内容にして、
UPする頻度を高めようと思います。
どうぞ、よろしく。

Commented by 水商の卒業生 06/26 13:40

水戸商業(現野いばら館)について・・。
図書館の記憶は・・すばらしい。
二階建て黄土色の建物でしたね・・・基は「水戸商業同窓生会館」だったものを水戸市立図書館として使われていたものです。昭和48年頃の水商旧校舎取り壊しにより同じ時期に取り壊されました。
その後・・図書館は末広町に移転しました。

http://blog.livedoor.jp/yamatodamasii1208/archives/cat_46622.html
に載せてますので・・偲んで下さい。
記憶がよみがえりますよ。

Commented by ねもといさむ 06/26 18:47

水商の卒業生さん、貴重な情報ありがとうございます!!
脳がスッキリしました。
ぼくの記憶、正しかったんですね。
保存されている水商の校舎の色も、
昔と何か違うなあ・・・と感じていました。
水商の卒業生さんがブログに書かれているとおりですね。
昔の写真資料を集めているブログ、すごいです。
これからも時々拝見します。

Commented by 新宿育ち 06/28 15:07

鞆の浦のニュースを見ながら、行政による「まちづくり」はいかに町を壊すかの方法でしか語られないんだと良く解りました。「まちづくり」という訳の解らない行政による造語も気持ち悪いですが。それに対して「まちのこし」という言葉が使われ始めているようです。人が住む「町のこし」なのか、建物がある「街のこし」なのか、少し意味が違いそうですが、水戸という街はうまく機能しているようですね。
新宿は?もうすっかり壊れました。

Commented by ねもといさむ 06/29 17:48

新宿育ちさん、コメントありがとうございます。
鞆の浦は結局トンネルになって良かったんですよね。
ぼくは、今の水戸の初心者なので、
水戸のことは部分的にしか分かりません・・・。

Commented by 水商の卒業生 07/01 17:45

ご訪問頂き有難うございました。
つたないページです・・お笑い下さい。
  
北見町の水道塔ですが・・・以前は、ベージュ一色でした。
水戸市立歴史館の館長さんにお話を伺ったらば・・・建築当時の塗装を塗装皮膜の最深部から見つけ出して・・塗り直した・・とのコメントでした。
 母校の現在の色と違い・・結構・・気に入ってます。
同年代のコンクリート建築保存の施設も探してみましたが・・同じ色合いで下ので・・安心してます。
 しかし・・・確かに・・以前は~違う色でしたヨ。

Commented by ねもといさむ 07/03 20:25

水商の卒業生さん、またまた貴重な情報をありがとうございます。
塗装皮膜の最新部まで探っていたとは全く知りませんでした。
(本業に専念していたためコメントへの返信が遅れ、たいへん失礼いたしました)


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