黒磯バッケのことでも、とちまちま文章を書いていたのだが、最近行った滝がとても印象的だったので、そちらを紹介することにした。
国道349号から入四間の山道を通って日立市に抜ける。日立の小木津というところの山中に不動滝があるのだ。
渓流沿いのでこぼこ林道をおそるおそる進む。羽黒山への登山道の分岐をやり過ごしながらロープの張られた行き止まりまで行くと、そこから300mほどの歩きとなる。林道を渓流側にそれ、木の橋を渡って少し上っていくと、渓流の音に紛れて轟音がきこえてくる。
さほど期待はしていなかったのだけど、目の前に突然現れた谷奥の小木津不動滝は、もの凄い迫力だった。勢いよく流れ落ちてくる滝のその水量、その強さ、その美しさ、その烈しさ、申し分ない。というか、すっかりびびってしまって、ろくに写真も撮れないままオロオロと水飛沫を浴びていた。
滝の前には一本の大きな杉と2体のお不動様が祀られており、なんと山奥にもかかわらず新鮮な花が生けられていた。地元の方が飾りに来るのだろうか?
ここは滝見の穴場です。素晴らしいロケーションだ。渓流沿いの林道までは住宅地の中の細い道を通っていくので、付近の住民の迷惑にならないようにしましょう。ちょうどぼくが行ったときには小学生の下校時で、地図を確認しながらノロノロと走ったり止まったりしたので、保護者が不審な目でこちらを見ていた。まあこういうご時世だから仕方無いだろうけれど、まあ…それについては何も言うまい。人は所詮わかりあえない生き物なのだ。とか言ってみるが何か違う。ちょっと一方的過ぎるかな。
帰りにすれ違ったお母さんと子供に、「いやあ不動滝すごいっすねー!!良いですねーこの辺りは自然が近くにあって!」と言おうかと思ったが、それこそ不審者なのでやめた。
滝もさることながら渓流も美しく水も澄んでいて、夏にはたくさんの子供たちが水浴びに来るのかもしれない。その時期になったらまたあらためて訪ねてみたくなる場所だった。滝のまわりでこの土地の子供たちとふれあってみたい、という思いだ。やはり団塊の世代Jr.達の寵児はこまっしゃくれているのか?怪しい人間には近寄らせないどころか挨拶もさせないのか?(すいません偏見なので気にしないでください何だこの屑はと唾棄してください)住宅地というあの独特な閉鎖感の奥に美しい自然がつづいている。ということの事実を、より深く噛み締めてみたい。というのがしかしこれ団塊の~あたりから思いつきだこりゃ。偏見というのはどうしてこんなに甘く抗し難いのか。
↑私が頓に言いたいのは、世論なんか当てにならない、世論とマスコミはつねに協調関係(共犯関係)にある、ということですが思いつきなので気にしないでください
Trackback(0) Comments(2) by 雨|2008-06-13 01:01
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