人間の都合など構わず、今年も桜の季節がやって参りました。
私たちは当たり前のごとく、まるでベルトコンベアに乗ってやってくる部品のごとく春はやって来るものと勝手に思い込んでいますが、まさしく春はやって来たのであり、桜は咲いたのであります。人間様のためにではなく、それが春という季節であり、桜という花だからであります。
今こそ、大いなる無力感に打ちひしがれた私たちは自然の恩恵の前にひざまずき、大いに感謝し、大いに讃美し、飲み食い歌おうではありませんか。自然はつねに私たちとともにあり、私たちを睥睨し、私たちを赦してきたのであります。
水戸では千波湖の桜が美しく咲き誇っていると聞きますが、県北地域でも桜の見ごろが近いでしょう。今回は以前に私が当ブログでご紹介した桜をいま一度ご紹介することで、実際に見に行っていただいて、そこでものを飲み食い買いして金を落としてもらうと。こういった寸法でですね、ひとつよろしくお願いいたします。
・西山公園(常陸太田市)
ここは言わずと知れた西山荘のお隣、市民の憩いの場ですね。今ちょうど見ごろかもしれません。
・立野神社(常陸大宮市)
ちょっと地味ですが、おだやかな里の春を味わうということで。近くに茶菓子屋「ふるさわ」があるので、おみやげに生クリーム大福をぜひ!
・小場江堰(常陸大宮市)
ここは意外と穴場かもしれません。堰施設内に桜の木が何本も植えてあって、川の対岸から見るとこんもり山になった斜面を一面桜が咲いているので見映えがします。
・外大野のシダレザクラ(大子町)
里山の中にそびえる巨木。桜が咲いているあいだは地区の方々がお店を出したりしています。近くには河北酒造があり酒蔵ギャラリーを開いています。
・上岡の桜(大子町)
国道461号線沿いの丘の上にシダレザクラとエドヒガンザクラの2本の巨木が、お墓の鎮守としてでんとそびえている。
・松岩寺(高萩市)、七反のシダレザクラ(常陸太田市)
松岩寺は小山ダムの上流、下君田地区。見ごたえのあるヤマザクラが寺の入り口で咲き誇る。七反のシダレザクラは旧里美村、里美牧場の北側、里山にひっそりと佇む。
以上、私のゆたりブログの中からあらためて県北地域の桜をご紹介させていただきました。
他にも名所はたくさんあると思います。しかし、私たちが自然に生活を許された場所、つまり私たちの里山は、それ自体がどこを見ても美しく、心なごませるのであります。桜とはその意味でひとつのメタファー、私たちの生活に対する自然からの祝福のメタファーなのであります。
皆さんぜひこぞって県北に足をお運びくださいませ!
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春といえば、空気公団。久しぶりに空気公団の曲をかけながら出かけてみるのも、たまにはいいだろう。
曲のタイトルは「灰色の雲が近づいている」近づいて「くる」ではない
Trackback(0) Comments(4) by 雨|2011-04-11 15:03
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