ご利用規約プライバシーポリシー運営会社お問い合わせサイトマップRSS

[雨は遠いそらの上] 記事数:109

< 次の記事 | 前の記事 >

飽くまで桜、飽きるまで桜(上旬)

このエントリーをはてなブックマークに追加

県内の桜はすでに散りはじめ、福島でも各地が見ごろを迎えている。ああ、三春滝桜がいま7、8分咲きなのだ!しかも3日連続で雨ときた。開かない時間と白い空をじっと睨みながら、何もできずに焦燥ばかりが募る春だ。

 
去年まで、観桜はぼくにとってはほぼ無縁のたしなみだった。近くの桜を見に行ったことはあったけど、各所に点在する「桜の名所」を見に行こうなんて、思い立ちもしなかった。桜をすごく身近に感じてはいたものの、実際には遠い存在だった。桜はぼくにとってはあくまで観念的な象徴に過ぎなかった。
今年はいろいろなところへ桜を見に行った。花が散り、雨に打たれてぺとりとアスファルトにはりついている花びらを見る頃は、何とも憂鬱な気分だ。春の恩寵は過ぎ、また長い季節を過ごさなければならないのだ。今年はとくに、焦りがぼくを小突いた。まるでこれが最後の桜というように。あるいは観念的な象徴と言うならば、たしかにぼくにとっての「最後の桜」だったのかもしれないが。
 
4月上旬、常陸太田市の西山公園へ。ちょうど見ごろだった。年配の方や家族連れが花見ににぎわっていた。




 
 
西山公園の南に位置する久昌寺(日蓮宗本山派)の桜もきれいだった。



  
  
一日歩いて回っただけで「桜ってなんか、生クリームみたいだな…(おっ、これって言い得て妙じゃない?)」なんて呟いたりするのだけど、それこそ甘いのだった。家に帰って目を閉じて、次の日の朝にはまた桜のことを考えて焦燥に胸が焼かれるのだった。
  
そう、生クリームは甘くて、甘くて飽きるのだけど甘くてキリが無いのであった。 チェリー・ブロッサム・ゴーズ・オン。 
  
  
  
ブログランキング・にほんブログ村へ
↑Perfumeの新譜を買いに行こうと思ったらまさかの売り切れ。こんな田舎で売り切れだなんて、みんなどんだけテレビ好きなんだと思ったけど、おれだってそのうちの一人じゃないとは言い切れず、とりあえず諦めるポチッ
 

» Tags:, ,

Trackback(0) Comments(2) by 雨|2008-04-18 04:04

[雨は遠いそらの上] 記事数:109

< 次の記事 | 前の記事 >

ゆたりブログ



「ゆたり」は時の広告社の登録商標です。
(登録第5290824号)